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WATER WATER CAMELインタビュー
中学生の頃から共に音楽を奏で、今はスタジオと化した一軒家で共同生活を送りながら自主制作音源のリリースを続けているWATER WATER CAMEL。ただの仲良しバンドとあなどるなかれ。そのハイレベルなポップ・ミュージックで、著名ミュージシャンたちからも賛辞を浴びた2ndアルバム『花がよくにあう』リリース直後の三人にお話を伺った。
(インタビュー&テキスト:柏井万作 撮影:小俣奈緒子)
アーティストファイル > WATER WATER CAMEL
東京郊外の宅録スタジオと化した一軒家で、音楽的自給自足の毎日をひっそり送っていたが、2007年2月ついにファーストアルバム『AIRSHIP』でささやかにデビューを果たす。今のところ「巨星現る」とかそういった話は聞こえてこないが、ニッポン全国の小粋なカフェやお寺なんかにまでお呼ばれされたりして、なかなかちょっとしたものなのかもしれない。
もうちょっと希望のあること言おうよ!(笑)
─WATER WATER CAMEL(以下、WWC)は1995年、中学2年生の時に結成したんですよね。
齋藤キャメル(C):そうなんです。結成12年って言うと、「おっさんか?」って思われる(笑)。
─(笑)。最初の頃はどんな音楽をやっていたんですか?
C:ミスチルとかTHE BOOMとか、あらゆるものをやってましたよ。高校2年生頃からオリジナル曲をやり始めたけど、ファンクとか激しめのロックとか今のWWCとは全然違う感じで。
─若さ溢れる音楽だったんですね〜。シャウトとかしてた感じ?
田辺玄(T):してたしてた。そのまま飛んでってステージからいなくなってましたね(笑)。だから当時を知ってる人には「随分変わっちゃったね」なんて言われます。実はその頃が一番盛り上がってて、お客さんも100人くらい来てくれてたんだよね(笑)。
C:横浜スタジアムでライブやることがあって、バス3台借りて180人くらいで遠征したり(笑)。
─メチャメチャ売れっ子じゃないですか (笑)。そういう変遷を同じメンバーで共有してきてるのがまた面白いですよね。好きな音楽とかも、10代の頃からずっと共有してきているんですもんね?
T:いや、全然バラバラなんですよ。普通バンドって、「こういう音楽やりたい」というところでメンバーが集まると思うんですけど、僕らの場合はまず「バンドやりたい」ってところから始まってるからね。
C:だから結束はないですが(笑)、家族に流れてる空気みたいのがバンド内にありますね。
─実際に今は3人で一軒家に住んでいるとのことですが、家がスタジオと化しているんですよね?
C:そう、『花がよくにあう』も家で録りました。だから全然お金かかってない(笑)。
T:頑張ればドラムも録れるし、リハもできちゃったりする。
C:山梨にいる時も玄の家でやってたしね。とにかく金がなかったから、ないなりにやるしかないっていうのもあるしね。
─それでこのクオリティーの高さは凄いと思います。今回は「凪」という曲を紹介させてもらうんですが、この曲はどんな風に生まれてきたんですか?
C:新宿の高層ビルでコンピューターを打っていたんです。そこには広い窓があって、いつも景色を見ながら仕事してたんですけど、その時そこからいい空が見えて。その景色を見ながらその場でパタパタパタと歌詞を打って。
─そこから故郷の山々が見えたわけですね。
C:そう、まさに歌詞の通りで。その景色見ながら、「ハァうんざり」って。今の俺大嫌い、って思いまして。
須藤剛志(S):もうちょっと希望のあること言おうよ!(笑)
C:いや、それが本当のことなんです。僕ね、小さな世界でただ家族と静かに暮らしていたいだけなんですね。東京でコンピューターとか打っているような人間じゃない。だから常にうんざりしているんですけど、その瞬間は、凄く良い時間だったんですよ。風がなくて、雲がピタリと止まっていて。高層ビルだから下界も見えないし、本当に時が止まったみたいでドキドキしたんです。僕はそういう「あ、来た」っていう瞬間に歌詞がズラズラっと書けるし、先に歌詞から作ると納得した曲になりますね。メロディーが先に出来て後から歌詞を付けるといらないこと言ってしまうことが多くなるんですよ。
T:言葉に意味、必然性があって曲が生まれてくる感じだよね。音はどうしても抽象的になるし、こういう歌モノはまず言葉があった方がいいものになるよね。





















