高校時代の遊びが、映画を作る出発点
─山本さんが役者を志したきっかけはなんだったのでしょうか?

山本:なんでしょうね…。もともと親父の影響で映画は見ていて。ロバート・デ・ニーロとかアル・パチーノが若いときの映画ばっかり見てました。で、高校時代に山下を含め自分たちで撮りだして、作るのが楽しくなってきたという感じですかね。高校卒業してから、すぐにアメリカに行きました。洋画をよく見ていたので、一度アメリカを見ておきたかったんですね。語学の専門学校に通っていたんですけど、すぐに帰ってきてしまいまして…その後、東京に出てきました。
─山本さんのデビュー作を監督された山下敦弘監督は、中学3年生の時からのお友達だということですが、どのような思いを持ってらっしゃるんですか?
山本:どうしても「監督」「役者」という関係にはなれず、友達という感じになってしまいます。印象に残っている出来事としては、中3の時に一緒にレンタルビデオ屋に行ったんですが、普通「この役者が」とか「このアイドルが」って言って探すじゃないですか。彼は「この監督が」って言っていたんですよ。「気になった監督の映画があったら教えて!」なんて言われて。当時、スピルバーグくらいしか監督を知らなくて。山下の家にはマーティン・スコセッシとか、デ・ニーロやクリストファー・ウォーケンなど、僕がまったく知らなかった映画スターたちの本があって、かなりの映画マニアだと思いましたね。
役者をやるからには、舞台を経験しないことには、と
─ところで、9月13日という同じ公開日に、元木隆史監督の『ロックンロール☆ダイエット!』という作品にも出演されていますね。こちらはどんな役どころなんですか?
山本:ザ・業界人! という感じの、うさんくさい男の役ですね(笑)。元木さんはちゃんと場を仕切ってくれる、気のいいあんちゃんという感じで、すごくやりやすいんです。
─では、最後に『青空ポンチ』をご覧になる方々に、メッセージをいただければと思います。

山本:四国のきれいな風景がたくさん映っているのが見どころですね。それから、僕らが演奏するジッタリン・ジンさんの「夏祭り」はとてもいいので、ぜひ注目してください。小池里奈ちゃんや戸田比呂子さんも、とてもかわいらしく演じていますよ。
─山本さんご自身の今後のスケジュールはどういった感じなんですか?
山本:来年の1月に、初めて舞台に出させていただくんですよ。『しとやかな獣』という、川島雄三監督・新藤兼人さん脚本の昔の映画がありまして、映画『グミ・チョコレート・パイン』なんかでご一緒させていただいたケラリーノ・サンドロヴィッチさんが演出を担当されます。年末から稽古が始まるんですけど、それがすごく楽しみですね。ある部屋にいろいろな珍客が集まってくるというようなストーリーなんですが、その内の一人を演じることになると思います。
─初の演劇作品での演技も、きっと素晴らしいものになると思います。今後のご活躍を期待しております。
『青空ポンチ』
2008年9月13日(土)〜10月3日(金)渋谷・ユーロスペースにて公開
監督:柴田剛
原作・脚本:いこま
キャスト:
石田真人
板倉善之
小池里奈
山本剛志
戸田比呂子
内堀義之
蛭子能収
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
主題歌:ジッタリン・ジン“恋のルアー”
挿入歌:ジッタリン・ジン“夏祭り”
配給・制作:月眠
映画「青空ポンチ」公式サイト






















