コンテンツエリアへ

音楽、アート・デザイン、映画、演劇…CINRA(シンラ)が提供するカルチャーニュースサイト

インディ・ジャズって知ってる?

まずはココから

連載・コラム

『音楽を、やめた人と続けた人』

『音楽を、やめた人と続けた人』

第1話:一本の電話からはじまった、とあるバンドのドキュメンタリー

インタビュー

9.11後のサンタの物語『ビリーバー』鈴木勝秀×川平慈英対談

9.11後のサンタの物語『ビリーバー』鈴木勝秀×川平慈英対談

喪失感が漂う時代に信念の意味を問う。「1人?役」誕生秘話も

インタビュー

KENTARO!! × 康本雅子対談「自分にしかできない表現」

KENTARO!! × 康本雅子対談「自分にしかできない表現」

ダンス界を揺さぶる大型デュオが、コンテンポラリーの「自由」を語る

インタビュー

インタビュー

ファンタジックなストーリー Pip & Popインタビュー

ファンタジックなストーリー Pip & Popインタビュー

オーストラリアの女性ユニットによる、あいちトリエンナーレ2010出品作とは

インタビュー

バカヤローとか言いながら THE BITE インタビュー

バカヤローとか言いながら THE BITE インタビュー

ハードコアシーンの重要バンドマン4人による原点回帰のロック・バンド

インタビュー

菊地成孔×佐々木敦『ゴダールシンポジウム』レポート

菊地成孔×佐々木敦『ゴダールシンポジウム』レポート

永遠の魅力を放つ映画作家は、「音楽」をちゃんと扱えなかった?

インタビュー

七尾旅人インタビュー 「何億もの声」から見えてくるもの

七尾旅人インタビュー 「何億もの声」から見えてくるもの

これだけの想いがあればこその大傑作。今年最も待望視されていた作品が登場

インタビュー

“時をこえ” HYインタビュー

“時をこえ” HYインタビュー

なぜHYは愛され続けているのか? 偽りのない彼らの想いを追う

インタビュー

兄弟の愛憎劇『今は亡きヘンリー・モス』伊礼彼方×谷田歩

兄弟の愛憎劇『今は亡きヘンリー・モス』伊礼彼方×谷田歩

「究極のリアリズム」芝居とは? 男たちが演じる感情の臨界点

日本が抱える家族の小さな問題は、世界共通の問題でもあった

MOVIE

カンヌ受賞作公開直前 黒沢清監督インタビュー

カンヌ受賞作公開直前 黒沢清監督インタビューをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 カンヌ受賞作公開直前 黒沢清監督インタビューをlivedoorクリップに追加 カンヌ受賞作公開直前 黒沢清監督インタビューをlivedoorクリップに追加 (2008/09/16)

9月27日(土)より、恵比寿ガーデンシネマ他にて公開が始まる黒沢清監督の新作『トウキョウソナタ』は、「真っ向から親と子のドラマ」を描いた自身初めての作品となった。キャストに香川照之、小泉今日子、役所広司など、日本が誇る演技者たちを迎え、第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・審査員賞を受賞した。われわれが「家庭の中で抱えている小さな問題」が、「世界の問題でもあった」ことを証明した本作は、まさに黒沢氏でしか創り出すことのできない、独自の魅力をたたえている。このたび、作品に込めたさまざまな「チャレンジ」について、じっくりとお話をうかがった。

(インタビュー&テキスト:小林宏彰 撮影:柏木ゆか)

PROFILE

黒沢清(くろさわ・きよし)
1955年7月19日兵庫県生まれ。立教大学在学中より8mm映画を撮り始め『しがらみ学園』で1980年度ぴあフィルム・フェスティバルの入賞を果たす。その後83年に『神田川淫乱戦争』でデビューし、『勝手にしやがれ!!』シリーズ(95〜96年)や『復讐 THE REVENGE』シリーズ(97年)等を監督。97年に『CURE』を発表し、その後も『大いなる幻影』(99年)、『カリスマ』(00年)、『アカルイミライ』(03年)などを立て続けに発表し、今回08年公開の『トウキョウソナタ』で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・審査員賞を受賞した。
映画「トウキョウソナタ」公式サイト

演技における新鮮さを大事にしています

─黒沢清監督の新作『トウキョウソナタ』は、父親、母親、長男、次男の四人家族の人間模様を中心にした物語ですが、誰もが楽しめる素晴らしい作品で、とても感動的でした。カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞されたのも記憶に新しいですが、さらに去る7月10〜20日、インドのデリーにて開催された「オシアンズ・シネファン 第10回アジア・アラブ映画祭」コンペティション部門で、『トウキョウソナタ』が大賞を受賞しましたね。率直なご感想はいかがでしょうか?

黒沢:映画祭に僕の映画が出品されていることは知っていたんですが、賞の対象になっているとは全然知りませんでした。受賞したという知らせを受けて、非常にびっくりしましたね。一等賞をもらうのは初めてなので、単純にうれしいのと、やや気恥ずかしい気持ちがあります。他にどういった作品が出ていたのか把握していないんですけれども、『トウキョウソナタ』は絢爛豪華でインパクトがあるわけではなく、地味な部類の映画ですので、大賞は気恥ずかしいですね。おそらくインドでは、家族に対する考え方が、日本とは欧米以上に違うだろうと想像しますが、この映画を楽しんで見ていただけたのであれば、非常にうれしいことですね。


『トウキョウソナタ』

─主要キャストをはじめとして、役者の演技が素晴らしかったですね。監督から役者たちに、具体的になにか言葉をかけるようなことはあったのでしょうか。

黒沢清監督インタビュー

黒沢:いや、特にないですね。全面的に信頼していますので。信頼している、ということが、たぶん一番大きな役目だったと思います。演技をする位置だとか、時間の配分だとか、最低限の段取りしかしていないですね。それが、役者さんが力を出すためには、一番いいんじゃないかなと思います。これまでの経験では、何か言うとろくなことがないんですよ(笑)。素晴らしいことが言えれば、もちろんいいんでしょうが。

─役者による脚本の解釈を、なるべくそのまま活かす、という方法なのでしょうか?

黒沢:基本的にはそうですね。演技における新鮮さ、というものを大事にしていますので、テストもあまりしないです。俳優が安心した状態で自由に、あまり考えずにふっとやってしまうことを活かしたいですね。何度もテストをやって相手の出方がわかってしまうと、演技が固まってきてしまいますが、僕は演技以前に、役者がふっとやってしまうことをなるべく取り入れたいんです。もちろんセリフは書いてある通りのものをやってもらうんですが、ある種の即興性というか、初めて口にするときの新鮮さを大事にしたいんですね。

2/3ページ:映画館が若い人で満員になってほしいんです(ネタバレあり)

インタビュー一覧に戻る

dancetoday2010

今週のイベント

CINRA presents『exPoP!!!!!』

CINRA.NET twitter


カール・ハイド展レポート

(株)いまじん スペシャルコンテンル 鈴木おさむ

沖縄映画祭

ビリーバー

『ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ』


ケータイ版 CINRA.NET CINRA.NETはケータイでもご覧いただけます。左のQRコードを読み取るか、ケータイにURLを送信してください。ケータイにURLを送る