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リミックス企画 conchill × 4 bonjour’s parties
あるアーティストの楽曲を他のアーティストがつくり変えるという「リミックス」。音楽業界では当たり前のように行なわれているこの行為、よく考えてみると、人の曲をつくり変えちゃうというのは、かなり度胸のいることだろうと思う。今回、音楽専門学校のミューズ音楽院の協力を得て、アルバムをリリースしたばかりのconchill(コンチル)の楽曲を、独特な世界観を持つ4 bonjour’s parties(以下、4bon)のリーダーである灰谷君にリミックスしてもらうという企画が立ち上がった。依頼後、一瞬にして完成したリミックス版を聴きながら、2人にバンドの生い立ちから、今まで続けて感じた幸せや苦難について、話しをしてもらった。まずは、原曲とリミックス版を聴き比べてみてもらいたい。
(企画:柏井万作 取材・文:杉浦太一 撮影:井手聡太 協力:ミューズ音楽院)
男女混声、従来のバンド編成に加え、ヴィブラフォン、ホーン、ラップトップなどを用いたエレクトロニック+オーガニックな7人組チェンバー・ポップ・バンド。
男女混声、アコースティックギター、エレキギター、ドラムというベースレス編成により、「トリップフォーク」と称されるミニマルかつ時代性豊かな日本語音楽を確立。2008年9月には、1stアルバム『STANDARD』をリリース。
むしろ、エグくしてやろうって思ってました。
─今回のリミックス、されてみて、してみて、いかがでした?

柴田:conchillはリミックスしてもらうのは初めてだったんですけど、すごく新鮮でしたね。それにしても早かったですよ、2日後くらいであがってきましたからね(笑)。でも、メンバーも興味津々で、すごい評判も良かったです。
灰谷:ほんとですか? 音沙汰なかったんで、「やばい、怒らせちゃったかな」って思ってドキドキしながら来たんですが(笑)。
柴田:いやいや、この場のためにコメントは控えておこうと思って。conchillのアルバムはぼくがミックスしているんですけど、自分でミックスしてても思いつかなかったようなやり方で、すごく面白かったですね。特にドラムの入り方とか、エンディングとか。
灰谷:ありがとうございます! conchillには、「美しい」とか「やさしい」とかっていうイメージを元々持っていたんですよ。でもリミックスって、アーティストを尊重しながらも自分の世界に持って行っちゃっていいっていうことだと思うんですよね。だから、そういうconchillのイメージを無視して、むしろエグくしてやろうって思ってました。まだまだできたかな、とも思うんですけどね。
柴田:いやいや、バッチリエグくなってましたよ(笑)。
「ミスチルの新しいアルバム買った?」って聞いて、
写真集かと思いましたから。
─たしかに(笑)。それぞれに音楽性があるからリミックスって面白いんでしょうね。そもそも4bonとconchillは、どうやって結成されたんですか?
灰谷:ぼくは音楽にのめり込むのがすごい遅くて、驚くことに中学の頃は「アルバム」って言葉すら知らなかったんですよ。周りで「ミスチルの新しいアルバム買った?」って聞いて、写真集かと思ったくらいでしたからね(笑)。その後、高校2年の時に文化祭で先輩のライブを見て、やっぱりキャーキャー言われているわけですよね。それで、「いいな〜かっこいいな〜、モテそうだな」って。
早速次の年の文化祭で、ライブしました(笑)。きっかけはそんなもんでした。ちなみに植野くん(4bonの主にvibraphone,keyboard担当)とその時バンドを組みました。動機は違うと思いますが。それでずっとやっていたサッカーからバンドにシフトしていくんですけど、今悔やんでいるのはサッカーが中途半端だった、っていうことなんですけど…あれ、何の話しでしたっけ?
─そうですそうです、そういうお話しです(笑)。それでサッカーが中途半端になっちゃってからどうしたんですか?
灰谷:あ、それで単純に勉強が嫌いだったから、大学についてろくに調べなかったんですよ。音楽をやる学校に行きたいって思って。それでミューズ音楽院(以下、MUSE)っていうところに入ったんですね。他にも色々見たんですけど、いい意味でMUSEが一番こじんまりしてたんです。だから、ちゃんと見てくれるだろうな、って思って。で、まぁ大学もそうなんでしょうけど、入学直後は自分なりに頑張ったんですけど、真面目に練習することは夏休みが終わると同時に終わりまして(笑)。いや、音楽に対してのスタンスはもちろん真面目でしたよ。蛇足しますとMUSEは、ライブをやるのをサポートしてくれたり、レコーディングが体験出来たり、気の合う先生と音楽談義をしたり、もちろんメンバーが見つかったりもしたわけで、ぼくの場合は技術ではないですけど、良いこと沢山ありました。
─今の4bonのバンドメンバーはここで出会ったんですか?

灰谷:ボーカルもギターもベースもドラムも、みんなMUSEだったんです。アンサンブルっていう、それぞれ違う科の人間が集まってセッションする授業があって、それで知り合って、「バンドやろっか」っていう感じです。あとはノリで「こいつも今日から入るから!」くらいな感じで増えていって、今の7人になって。すごい簡単に言うとですけど。
柴田:ぼくも大学で音楽サークルに入ってましたけど、やっぱり気の合う仲間を探したりできるのはいいですよね。ぼくも実は専門学校も考えたんですけど、MUSEは見に行かなかったんですよね。
─ところで4bonは、もう結成して10年近いわけですが、学校で出会った人たちとずっと続いてるっていうのはすごいですよね。ケンカとかしないものなんですか?
灰谷:最初の頃はぶつかったこともあります。「やりたいのと違う!」とか言ってみたり。でも、ぼく以外がみんな大人なんですよね。だから「まぁまぁ」ってなだめてくれて。全員がまぁ、うまいこと・・・・・・あー、なんか頭の中が白くなってきましたねぇ・・・。
─灰谷さん、さっきから大丈夫ですか?(笑) 寝てないんですか?
2/2ページ:平日の昼間にみんなで河原に行って遊ぶって20代後半で普通できないよな、って(笑)。
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