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sgt. インタビュー
メンバーにヴァイオリン担当を含む4人編成のインスト・バンドsgt.が、新ギタリストの加入後では初となるミニ・アルバム『capital of gravity』を発表した。アグレッシヴなバンド・サウンドが印象的だった昨年の『Stylus Fantastics』に対し、ミニマルな、隙間のあるプロダクションや、音の遊びが盛り込まれた本作からは、バンドが明らかな変化を希求したことが感じられる。今年でバンド結成10周年、インスト・バンド・シーンの顔役としてのポジションを築きながらも、また新たなる一歩を踏み出したバンドの現在地を訊く。彼らとしては珍しい4人全員が揃ってのインタビューで、メンバーそれぞれの個性も楽しんでもらえればと思う。
(インタビュー・テキスト:金子厚武)
1999年結成。2003年より現在のメンバー編成にて活動。映画音楽的な手法にロック、ジャズ、ノイズ、エモ、即興といったサウンドが融合したマルチ・インストゥルメンタルバンド。2005年11月に1st mini album『perception of causality』でデビューし、翌年11月にgood music !とのSplit CDを発売。昨年初のフルアルバムを発売し海外でも高い評価を得る。そして最新作では短編小説を封入するなど、新たな試みを見せた史上最もバラエティに富んだ最高傑作が完成!
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「ああ、sgt.変わったね」って言われたいっていうのは強かったです。
―新作『capital of gravity』は、変化に対する意識が明確に感じられる作品になったと思います。
成井(Violin):前作は今までやってきたことの集大成を示さないといけないってストイックに作ったんですけど、今回はそういうのが終わって、自分たちを見つめ直したときに、素直にやりたいこと、新しい自分たちの進みたい方向が出てきたというか。まあギターのヒロが入ってきて、前のギターとは当然サウンドが違うので、彼の音を生かしながら、どうやって3人が歩み寄るかみたいな感じでしたね。
―ヒロさんの特徴っていうのはどんな部分ですか?
大野(Drum):縁の下の力持ちって感じですね。アンサンブルの底上げがされてグッとしまるというか、そういう風にやってもらいたいっていうのもあるし。前のギターはこうバーっと全体を包む感じで、ある意味それで世界観が決定付けられちゃてたから、そこから離れられなかったんですよ。
―ヒロさんご自身ではどうでしたか?
田岡(Guitar):前のsgt.の世界観とか、幻想的な部分、空間作りっていうのは(前任の)トシくんのギターに強く出てたと思うんですけど、あまりそういう部分に捉われないように、ちょっとずつ自分の色を乗せていこうって考えてたんで、まだ途中経過ではありますね。ギターが変わって180度変わったっていう風にはしたくないんで、これまでのsgt.の色を継承しつつ、そこから自分の色が出せたらなって感覚ですね。

―明石さんから見て、メンバー・チェンジで最も大きく変わったことというと?
明石(Bass):やりたいことがよりやれるようになったっていうのはありますね。大野が言ったとおり、ギターで世界観が決定付けられるっていうのは、いい面も悪い面もあったので、もっと単音の大事さみたいのを曲の中に入れたいと思ったんです。
―今作って、アルバムに向けてコンセプチュアルに作ったんですか? それともある程度の曲が貯まったのでそれをまとめたもの?
明石:新メンバーで曲を作るってことが絶対で、それを作品として出すってことは決めてたんです。なので、1、3、4曲目とかは、アルバムのために、これまでと違うことをしようって意識で作った部分はありますね。一枚聴き終わって「ああ、sgt.変わったね」って言われたいっていうのは強かったです。アコースティックみたいな歌ものっぽい曲、ジョン・フルシアンテみたいのも作ってたぐらいで。




















