ルミナスを過去にしてしまうことで、それまで書いた曲とかも過去にしちゃうというか、埋もれてっちゃうのかなって思うと悔しかったというか。
―そういうのって90年代にはまだあんまりなかった?
竹内:あんまり印象にないですね。やっぱり街のマニアックなレコード屋さん、ROUGH TRADEとか、そういうところに何枚か入れてもらったとかそういう感じだったと思います。
―MySpaceって活用してますか?
竹内:11月にクリストファー・マグワイア(かつてくるりのメンバーでもあったドラムセット・プレイヤー)が来るんですね。私MySpaceで英語の日記を書いてるんですけど、クリストファーの友達がうちのファンで「アヒトイナザワが辞めたらしいから君叩きなよ」みたいなことを言われたらしくて(笑)、それでメッセージを送ってきたんです。

―ネットが音楽に与える影響に関してはどうお考えですか?
竹内:前はCD屋で試聴機とかに入れてもらわないと、なかなか聴いてもらう機会がなかったですよね。すごく力のあるレーベルとか、メジャーじゃないと試聴機も取れなくて。今だと「ちょっとこのバンド気になるな」ぐらいのところまで行ければ、聴いてもらえるっていうのがあって。全く公平ではないけど、チャンスが増えたのかなとは思います。
―実際インターネットによって海外との距離感って変わったと思います?
竹内:そうですね。前はデモ・テープ送って、手紙書いて、「ああ返事来ない…」みたいな感じだったのが、手軽にやり取りしやすくなりましたね。
―以前は自分たちで資料作って送ってってかなりやってたんですか?
竹内:やってましたね。
―でもそこが基本ですよね。MySpaceで便利になったって言っても、その熱意がないと。
竹内:うん、それは絶対ですね。嫌がられても送るぐらいの(笑)。
―それぐらいしてました?
竹内:してましたね(笑)。縁とかタイミングもあるから、ちょうど「いいバンドいないかな?」って探してる人に上手くあたるための努力っていうのは、今も昔も変わらないと思います。
―ではルミナスの活動自体について、もう少し聞かせてください。改めて、竹内さんお一人が「ルミナス・オレンジ」という名前で活動を続けるのはなぜなのでしょう?
竹内:解散しなくていいんで(笑)。解散しないって決めちゃったっていうか、辞めないって決めちゃったんで。97年に3人でやってたんですけど、他の2人が抜けちゃって、違う名義でやるのか、メンバーを探すのか悩んだんですけど、自分で曲を書いてきたんだから、自分=ルミナスにしちゃおうかなって。ルミナスを過去にしてしまうことで、それまで書いた曲とかも過去にしちゃうというか、埋もれてっちゃうのかなって思うと悔しかったというか。
―�2年からずっと一人で活動しているわけですが、バンドにしようと思ったことってなかったんですか?
竹内:バンドにしちゃってもいいかなって思うときも時々あったんですけど、タイミングが悪くて(笑)。
―今はバンドにしたいとは思ってない?
竹内:どうなんでしょうね…1人にもメリットとデメリットがあるんですよね。
―メリットというと?
竹内:バンドだとみんなが賛成しないといけないっていうのはありますよね(笑)。自分はこの曲いいと思っても、誰かがやりたくないって言ったらできないし。1人だったら「これやるから」で終わりなんで(笑)。
―ではデメリットは?
竹内:プレッシャーがすごい(笑)。






















