コンテンツエリアへ

まずはココから

連載・コラム

内なる声はどこからやってくる?『内臓感覚―遠クテ近イ生ノ声』

内なる声はどこからやってくる?『内臓感覚―遠クテ近イ生ノ声』

古都・金沢で開催中の「内臓感覚」をテーマにした現代美術展をレポート

インタビュー

suzumoku×渡辺潤対談 逃げ出した過去さえもさらけ出して

suzumoku×渡辺潤対談 逃げ出した過去さえもさらけ出して

「モンタージュ」(手配書)がつないだ音楽家と漫画家の不思議で偶然な出会い

連載・コラム

古川日出男×後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)対談

古川日出男×後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)対談

後編公開。日本社会の隠された問題や抑圧に対し、音楽や小説は何ができるのか

連載・コラム

悩めるアイドル・ヒラノノゾミ(BiS)、人生相談に行く

悩めるアイドル・ヒラノノゾミ(BiS)、人生相談に行く

第2回:ギュウゾウ(電撃ネットワーク)に訊く

インタビュー

インタビュー

鍛え抜かれた身体の価値 舞踊団Noism 金森穣インタビュー

鍛え抜かれた身体の価値 舞踊団Noism 金森穣インタビュー

ヨーロッパの過酷な競争を生き残った金森穣が日本に持ち帰ろうとしているもの

インタビュー

僕は日本に絶望している『めめめのくらげ』村上隆インタビュー

僕は日本に絶望している『めめめのくらげ』村上隆インタビュー

構想から13年。執念の制作期間を終えた村上が初長編映画で伝えたかったもの

インタビュー

年の差17歳の危うい対談 豊田道倫&大森靖子

年の差17歳の危うい対談 豊田道倫&大森靖子

ソロシンガー2人が本音で語り合う、世代を超えた共感とすれ違い

インタビュー

Yun*chiの周りにクリエイターが集まる理由

Yun*chiの周りにクリエイターが集まる理由

デビューの道筋から見えてくる、人とつながるYun*chi流コミュニケーション

インタビュー

DAISHI DANCEに訊く、最先端のダンスミュージック

DAISHI DANCEに訊く、最先端のダンスミュージック

世の中のムードを反映しやすいダンスミュージックシーンの昨今の変化とは?

注目バックナンバー

インタビュー

高木正勝による気楽な生き方のススメ

高木正勝による気楽な生き方のススメ

高木正勝が変貌したワケは、Twitterや近所の人との交流にあり

インタビュー

GOMAインタビュー 失った過去と、歩み始めた新しい人生

GOMAインタビュー 失った過去と、歩み始めた新しい人生

GOMAの過去と現在、脳損傷の症状を多層表現した3Dドキュメンタリー公開

インタビュー

北野武が語る「暴力の時代」

北野武が語る「暴力の時代」

みんなほんとはイラついてんだよ。愛とか絆じゃ済まなくなってんだ

インタビュー

石野卓球が語る『WIRE』とクラブシーンの今

石野卓球が語る『WIRE』とクラブシーンの今

マンチェスターから始まり、テクノの最前線を目の当りにしてきた男の本音

インタビュー

奈良美智インタビュー「君や 僕に ちょっと似ている」

奈良美智インタビュー「君や 僕に ちょっと似ている」

11年ぶりの横浜美術館で奈良美智が見せる、新しいパーソナルな世界

どうでもよくなる感じの音楽が聴きたいと思った

MUSIC

OGRE YOU ASSHOLEが描いた「終末感」

インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:柏井万作(2012/09/26)

OGRE YOU ASSHOLEというバンドは、USインディーから影響を受けた音楽性によって、デビュー当時から日本のギターロックシーンの中で異彩を放つバンドだった。しかし、2010年春に名古屋から地元の長野に拠点を移して以降、その特異性はそれまでと比べものにならないぐらい、一層強まっているように感じられる。その背景にはあったのは、彼らが常に自らを批評し、変化を課し続けてきたという事実だった。「一度作った作品を聴き直すことはあまりない」という言葉を多くのアーティストが口にする中、オウガのボーカル・出戸学が、「自分の作品を聴きたいと思えるようになった」と言えるのは、変化の徹底によって導かれた作品性の高まりがゆえであることは間違いないだろう。

バンドが明確に新しい領域へと到達した『homely』から1年、新作『100年後』は前作の重めの作風から比較的軽めの作風へとはっきりシフトチェンジを果たしながら、「終わる流れに対しての抵抗がないアルバム」という独自の世界観を見事に音像化した、またしてもの傑作である。

PROFILE

OGRE YOU ASSHOLE
2001年に結成。メンバーは、出戸学(vo&g)、馬渕啓(g)、勝浦隆嗣(ds)。バンド名は、モデスト・マウスのメンバー、エリック・ジュディがOGRE YOU ASSHOLEの元メンバーである西の腕へ「OGRE YOU ASSHOLE」といたずら書きをしたことに由来。2011年、ベースの平出の規人が脱退し現在の編成に。2009年3月シングル『ピンホール』よりVAPに移籍。これまでに4枚のオリジナル・アルバムをリリース。今作が、5枚目のアルバムとなる。2008年にリリースした『しらないあいずしらせる子』から現在に至るまで、プロデューサーの石原洋とエンジニアの中村宗一郎がレコーディングを手がけている。
OGRE YOU ASSHOLE

前作『homely』で大きく変化した音楽性― 「恐怖はもちろんあったけど、次に進みたくて、作ることに夢中だったんだと思います」

―まず前作『homely』の話をさせてもらうと、あの作品はオウガが新たな一歩を記した、非常に素晴らしい作品だったと思うんですね。ただ、当時のインタビューで出戸さんは「今まで積み上げてきたところから、飛び降りた感じがする」ということをおっしゃっていた。どうしてそこまでやろうと思ったのか、まずそこをお聞きしたいのですが。

出戸:一般的にロックバンドって、ファンの人が思う「このバンドのこういうところが好き」っていうのにちゃんと応えていくか、もしくはロックの王道で「俺最高」みたいな感じで作っていくか、大きく分けて2つの進み方があると思うんですね。ただ、僕は自分の作品を批判的に見たり、ちゃんと批評もしつつ次に進みたいと思ってるから、そういった意味で毎回変わっていくし、そういう気分になっちゃうんです。


出戸学
出戸学

―でも、ファンから求められている音楽性を変えるのって、怖いことですよね。下手をしたら、お客さんが離れていってしまうわけなので。

出戸:恐怖はもちろんあります。「飛び降りた」っていう表現を使ったぐらいですからね(笑)。ただ、それでも次に進みたくて、作ることに夢中だったんだと思います。

―新作の『100年後』にしても、やはり『homely』からまた更に変化した作品になっていますね。全体を通して、なだらかに消えていく、終わっていく感覚があって、でもそれが決してネガティブではないっていう、そういう印象を受けました。

出戸:「終末感」をテーマに作り始めたので、冷酷な感じ、冷たい感じはすると思うんです。でも冷たいだけじゃなくて、手応えとしてはポジティブに感じるけど、一皮剥くと怖い世界、冷たい世界があるみたいな、そういうアルバムにしようと思いました。




―確かに、パッと聴いた印象では『homely』の方が冷たい印象で、今回の『100年後』の方が比較的明るい印象でした。

出戸:『homely』は自分でも完成度が高いと思ってますし、すごいアルバムができたって思ったんですけど、やっぱりそこからまた別のベクトルで新しいものを作ろうと思った時に、『homely』の重さに対する反動なのか、もうちょっと軽いアルバムにしたいと思ったんです。

―自分でも完成度が高いと思えた作品の後で、それでもやっぱり別の方向を目指したんですね。ものすごく大変そう(笑)。

出戸:はい、大変です(笑)。作り上げたものに寄りかかりたくもなるんですけど、そこをグッとこらえて、また違うものを見つけたいと思ったんですよね。


2/4ページ:他とは違うオウガらしさとは?― 「僕のパーソナリティーを掘ってもこの作品にはたどり着かない」

インタビュー一覧に戻る

クリエイターのヒミツ基地

CINRA.STORE カルチャーセレクトショップ

    CINRA presents『exPoP!!!!!』

    Tugboat Records Presents Computer Magic Live in Japan 5/27(Mon)COMPASS 5/29(Wed)WWW

    こんな試聴はじめて!! Attacca

    STAFF WANTED 「CINRA.STORE」の運営業務

    古川日出男「構想執筆10年の大作」後藤正文とのイベントに100名様ご招待

    L.E.D.インタビュー

    tofubeats×error403対談

    Quinka,with a Yawn × フタキダイスケ インタビュー

    羊毛とおはなインタビュー 心地よい音楽の裏側に、壮絶なケンカあり

    CINRA.STORE iPhone Case Special!! おすすめのオリジナルiPhoneケースを紹介

    環ROYインタビュー 現代に対する真摯な眼差し、そして優しさ

    モノ×プリントの実験 MONOPURI デザイナーズプロダクトを大特集

    徳永憲インタビュー

    世界初の太陽光発電デジカメ SUN & CLOUD

    自分でメロディーを作れるオルゴール

    高木正勝 オリジナルiPhoneケース「幼少時代の高木が描いた、イノセントな世界」

    向井秀徳インタビュー

    MyXイチオシアーティスト THE OTOGIBANASHI'S