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DAISHI DANCEが、原点となったジブリへの愛情を語る

DAISHI DANCEが、原点となったジブリへの愛情を語る

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
2014/01/10
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『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』『夢と狂気の王国』……。2013年は例年以上にジブリ映画が注目を集めた年であり、その魅力と影響力の大きさが改めてクローズアップされた年でもあった。テレビでも再放送が繰り返され続けていることからもわかるように、大なり小なり日本人の多くが何かしらの形でジブリから影響を受け、原体験として強烈に刻まれているという人も少なくないだろう。その影響を自らのフィールドへ見事に昇華させたアーティストの代表格がDAISHI DANCEだ。ジブリ映画のメロディーにダンスミュージックのビートを融合し、2008年にリリースされた『the ジブリ set』は大ヒットを記録。そして今年12月、その第2弾となる『the ジブリ set 2』が5年ぶりにリリースされる。オリジナルを歌った本名陽子やセシル・コルベル、久石譲の娘でもあるシンガーの麻衣、三味線の吉田兄弟、武田真治がサックスで参加するなど、参加アーティストの豪華さには目を見張るものがあるが、なにより知ってほしいことはDAISHI DANCEの本作に対するアツいこだわりだ。原曲の世界観は決して壊さずに最新のトレンドを織り交ぜた絶妙なアレンジは、国内外で年150本以上ものパーティーをこなすDJとしてのバランス感覚、そしてすべての作品をリアルタイムで観てきたというジブリ愛あってのもの。ジブリ抜きには語れない楽曲制作の原点や、第2弾ならではの制作の裏側など、読めば本作を何倍も楽しめるに違いないDAISHI DANCEのインタビューをどうぞ!

“風の通り道”のメロディーとハウスミュージックのビートが融合したら、より高揚感が増していいんじゃないかというイメージが浮かんだんですよね。

―今作は、2008年にリリースされた『the ジブリ set』の第2弾になりますね。はじめにDAISHIさんがジブリにハマったきっかけから教えてもらえますか?

DAISHI:小学生のときに、『となりのトトロ』を映画館で観たんです。そこからは全作品映画館で観てますね。

―当時は音楽に興味を持つというよりは、純粋にストーリーが面白いという感じだったのでしょうか?

DAISHI:そうですね。音楽を意識するようになったのは大学生になってDJを始めてからです。再放送やDVDで、ジブリ作品をよく観ていたんですけど、特に『となりのトトロ』の「まっくろくろすけ」が夜空に向かって引っ越していくシーンと、バックに流れていた“風のとおり道”とのマッチングがすごくいいなと思って。そのメロディーとハウスミュージックのビートが融合したら、より高揚感が増すのでは? というイメージが浮かんだんですよね。

―それはまだ曲作りをする前のことですか?

DAISHI:10代からDJはやっていたんですけど、曲作りを始めたのはここ8年くらいなんですよ。初めて曲を作ったのは、ある企画盤のコンピレーションでお誘いを受けたのがきっかけだったんですけど、“風のとおり道”で浮かんだイメージがずっと残っていて、メロディアスで感動的なピアノのフレーズを作ってみたら、すごくうまくハマったんです。それが「ダンスミュージックとメロディアスなピアノ」っていうDAISHI DANCEのスタイルの原型になっています。

DAISHI DANCE
DAISHI DANCE

―DJでプレイするときは、当時からメロディアスなものをかけていたんですか?

DAISHI:プライベートでは久石譲さんのアルバムばかり聴いていましたけど、DJでは海外アーティストの最新曲をガンガンかけていまして、平日と週末に聴く音楽のギャップがすごかったです。90年代からメロディックなピアノが入ったハウスはたくさんありましたけど、どちらかというと盛り上がり系のジャンジャンしたピアノハウスが主流だったので、ジブリ音楽のようなメロディアスで切ないハウスミュージックはなかったと思います。

―逆に、やっている人がいなかったから自分で作ったようなところもあったのでしょうか?

DAISHI:「誰もやっていないから」という考えはなかったです。以前からジブリ映画を観ていて、ドラマティックなメロディーとダンスミュージックが融合したらいいなというイメージがずっと残っていたので、作ってみたというのがスタートです。ちなみに楽曲制作のきっかけになったコンピ盤は幻の企画になったんですけど、札幌のクラブで自作の曲をプレイしていたのをSTUDIO APARTMENTの森田くんが聴いてくれていたんですね。それをアルバムまで発展させて東京のレーベルからデビューという流れになりました!

―その曲はデビューアルバムに入っているのでしょうか?

DAISHI:『the P.I.A.N.O. set』の中に入っている“P.I.A.N.O.”という曲ですね。もちろん“風のとおり道”とは全然違いますが、日本人の心をくすぐる感動的なメロディーというものを突き詰めて作った曲です。

―ジブリ音楽のメロディーというのは、DAISHI DANCEさんの曲作りにおける、言わば原点のようなものなんですね。

DAISHI:大きなきっかけになってます。いまだに日本人の感覚に素直にメロディーを作ることを大事にしているし、ジブリ音楽から受けたインスピレーションが、今の自分の個性の1つになっていると思います。

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リリース情報

DAISHI DANCE<br>
『the ジブリset 2』(CD)
DAISHI DANCE
『the ジブリset 2』(CD)

2013年12月18日発売
価格:2,800円(税込)
DDCB-18002

1. 天空の城ラピュタ:君をのせて feat.麻衣(JPN ver.)
2. 魔女の宅急便:やさしさに包まれたなら feat.GILLE
3. 耳をすませば:カントリー・ロード feat.本名陽子(JPN ver.)
4. となりのトトロ:風のとおり道 feat.吉田兄弟
5. もののけ姫:アシタカとサン
6. 借りぐらしのアリエッティ:Arrietty's Song feat.Cecile Corbel
7. 紅の豚:帰らざる日々(Mellow mix)
8. 紅の豚:時には昔の話を feat.COLDFEET
9. 風立ちぬ:ひこうき雲 feat.arvin homa aya
10. 千と千尋の神隠し:あの夏へ(Mellow mix)
11. コクリコ坂から:さよならの夏〜コクリコ坂から〜 feat.Lori Fine(COLDFEET)
12. 耳をすませば:Take Me Home, Country Roads feat.arvin homa aya, SHINJI TAKEDA Re-Visited SAX mix

プロフィール

DAISHI DANCE(だいしだんす)

札幌を拠点に活動するハウスDJ。メロディアスなHOUSEからマッシブなHOUSEまでハイブリッドでカッティングエッジなDJスタイルでダンスフロアに強烈なピークタイムと一体感を創り出す。ピアノやストリングスを軸としたメロディアスな楽曲プロデュースが特徴的。

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