安藤裕子が映画ヒロインに初挑戦、遂にたどり着いた憧れの世界

かつては炭鉱の町として栄え、近年は日本を代表するワイン産地として注目を集める、北海道・空知(そらち)のぶどう畑を舞台に、三島有紀子監督(代表作『しあわせのパン』(2011年))が描くハートウォーミングドラマ『ぶどうのなみだ』。ワイナリーを営んでいる兄弟、アオ(大泉洋)とロク(染谷将太)が亡き父より受け継いだ、ぶどうの木と小麦畑にて、ストーリーは繰り広げられていく。挫折を経験し地元に帰った兄・アオは、現代の「黒いダイヤ」と呼ばれる葡萄、ピノノワールの醸造に情熱を注いでいた。そこにある日、不思議な魅力を持つ女性エリカがキャンピングカーで現れる。おいしい料理で楽しくワインを飲むエリカと、悔しさ、優しさ、悲しさを織り交ぜながら、アオは次第に距離を縮め変化していく……。

監督を務めた三島有紀子と、歌手として昨年デビュー10周年を迎え、今作では辛い過去を抱えながらもパワフルに生きるエリカ役を演じた安藤裕子に、話を訊いた。歌手として知られる安藤裕子は、じつはデビュー前には映画の世界に憧れ、『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)にも出演。そんな彼女にとって、今作が歌手デビュー後初の演技作品となる。三島監督が開いた、安藤裕子の新たな扉とは? それは、歌手・女優としてだけでなく、女性としての扉でもあったようだ。

安藤さんの歌っている姿って、勇ましいガニ股なんですよね(笑)。その姿が、大地に立つエリカ像とオーバーラップしました。(三島)

―シンガーソングライター安藤裕子にとって初めての映画出演ということですが、監督は安藤さんのどういった部分に魅力を感じて今回の起用に至ったのでしょうか?

三島:以前から曲を聴いていて、安藤さんが書く歌詞の世界は、自分が書くシナリオの世界観を、きっとすぐに理解していただける近いところにあるんじゃないかと思っていたんです。それに安藤さんの歌っている姿って、勇ましいガニ股なんですよね(笑)。その姿が、大地に立つエリカ像とオーバーラップしました。しかも安藤さんはちょっと巫女的な要素もあって、天から下ろしてきた何かを憑依させて歌っている印象もありますよね。大地のエネルギーをぐわっと自分のもとに吸い上げて、天からのエネルギーを全身に浴び、両方の力を自分の中で結実させている。それは私の中でエリカという人のイメージにぴったりでした。

―あえて、女優ではなく、ミュージシャンである安藤さんを起用した、ということには、何か理由があったのでしょうか?

三島:元々、ミュージシャンの方々に対する尊敬の念がすごく強いんですよね。ミュージシャンって、セッションの天才だと思っていて、芝居もセッションなんですよ。相手が投げてきた芝居を、受けて返せるかどうかなので、表現力や技術よりも、それができる人が私の中ではクオリティーが高いんです。もちろん役者さんもそれをやってくださいますけど、ミュージシャンは演技の経験がなくてもそれができると信じている部分が私の中にあるので、基本的に私が作る映画にはいつもミュージシャンの方にも出てもらっています。そんな中でも、安藤さんは、エリカというキャラクターと詞の世界が近かったんですよね。

―イキイキとされていましたもんね、安藤さん演じるエリカは。

三島:今年の『モントリオール映画祭』で、この作品も上映してもらったんですけど、モントリオールの観客は、日本映画をたくさんご覧になっている方が多く、日本人女優もよく知られているので、「この誰も知らない輝く女優は誰なんだ!」って話題になったんですよ。「Yuko Andoというシンガーソングライターなんだ」と、いまはしっかり覚えてもらいました。

―エリカ登場シーンの「土かぶるよ!」って言いながらスコップで土を掘り起こす姿は、私もぐっと鷲掴みにされました。

安藤:そのシーンから撮り始めたので、撮影最初のシーンなんです。自分で観るとめちゃめちゃ緊張してるのがわかります(笑)。

©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会
『ぶどうのなみだ』 ©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会

―エリカは樹木のような人ですよね。緑豊かな大地と、空の青さを、一心につなぐ存在。作品の中では、兄であるアオ(大泉洋)は青い服・青い車に乗っていて、緑と書いてロク(染谷将太)と読む弟がいる。そこに赤い服を身にまとったエリカが現れ……と、三原色を効果的に用いていますね。

三島:アオは、知的というか悪く言えば頭でっかちな男で、指揮者になるという夢で一度挫折を経験し、次の夢こそはとワイン作りに向かってがむしゃらに情熱を注いでいる人なんですけど、その姿は青い空にただひたすら向かって育つぶどうの木のようで、青色のイメージだったんです。そしてエリカは大地を感じさせる力強さを持っています。潜在的に芯として持っているエネルギーを感じてもらえるよう、イメージカラーを赤にしました。静かに運命を受け入れるロクは、いろんな色を抱擁する力のある生成色。三人が並ぶと、青赤白のトリコロールになり、ぶどう畑の生命感あふれる緑の背景の前で、最も美しくなる配色となりました。

映画の世界は、自分にはこれからも手の届かない遠いところだなって思っていました。(安藤)

―安藤さんは、今回のヒロイン役が決まったとき「映画の世界を諦めた理由も、憧れた理由も思い出した」とコメントを発表されていましたね。その「諦め」と「憧れ」について、具体的にお伺いできますか?

安藤:大学受験のときに、映画専門の大学に入りたいと思って願書まで取り寄せて、受験科目である2科目の準備を進めていたんですけど、急に道を決断するのが怖くなっちゃって諦めたんです。お嬢様育ちだったというか(笑)、他の人々からあまりにはみ出したことはしたくないし、「できない」って思い始めてしまって。願書を出す12月ぐらいになって、先生に「やっぱり普通の大学に行きたい」って相談したんですよね。それで急遽進路変更して偶然入学した大学が女子大だったんですけど、入学してみたら、かなり違和感があったんですよ。みんなの会話がよくわかんなくって(笑)。

安藤裕子
安藤裕子

三島:わかる! 私も女子大に通ってたのですが、みんなの会話に全然ついていけなくて。私も間違えて入っちゃったパターンです。

安藤:大学にとけ込めなくて、私、浮いていたと思いますよ。内向的になってしまうぐらい、「ここは自分の居場所じゃないな」って思ったので、文章を書くことに没頭したんですよね。映画の制作現場には行けなくても、ものを書くことでも表現できるんじゃないかと思って。論文を書く授業を専攻して、新聞記者にも憧れていたんですけど、小説とか書いているとやっぱり画が浮かぶから、「これが映像になったらいいな」という想いがどうしても消えなかったんですよね。映画の制作会社に自分が書いた本を送りつけたり、アポなしの直談判で「読んでください!」て押しつけたりしていましたね。いきなり映画会社に、「バイトとかないですか?」と訪ねたり(笑)。

三島:そうだったんだね。私もいきなり映画会社に行って「仕事ないですか?」って言ったことありますよ。「ないよ、ごめんね~」って言われちゃいましたけど。

三島有紀子
三島有紀子

―意外な共通点ですね(笑)。

安藤:結局私は、知り合いを介して企画側ではなく出演者として、なんとか映像の世界へ紛れ込むことができたんですが、挨拶回りのときも自分の企画書を読んでもらいたくて、テレビ局の編成局長やプロデューサーに直接手渡したりしていました。いまでこそカメラマンの前でにっこり笑ったり、ポーズを作ることもできますけど、生まれ持ってのニヒルな人間だったし、その当時は、白いお洋服なんか着させられて、髪は外巻きにカールされて、宣材写真撮るのに「はい、笑ってー!」なんて言われても、「笑えるかいっ!」て思って……ダメでしたね。「本当は映像を作る側の仕事がしたいのに」っていう焦燥と葛藤がずっとあったんです。

三島:やっぱり安藤さんはクリエイターなんですよね。自分の中から湧き出る何かを表現したいっていう人ですよね。

安藤:エキストラとして映画やドラマの制作現場に入って、映像が作られていく過程を見るのはすごく楽しかったし勉強になった反面、作る作業をされているスタッフの皆さんの過酷さを、まざまざと見ることにもなりました。なまぬるい人生を歩んでいたので、正直たじろいだんです。自分には制作現場は無理かな、と思うのと同時に、笑えと言われても笑うこともできない演者としての自分のレスポンス能力の低さに、嫌気がさしていました。

―そんな落ち込む日々の中、ミュージシャンとしてデビューするチャンスが訪れてきた、ということでしょうか。

安藤:役者としてのオーディションで歌をほめられたことをきっかけに、音楽を作り始めていたんです。音楽は、やり始めるととんとん拍子に仲間が増えていき、アレンジしたいと言ってくれる子が現れたり、スタジオを提供してもらえる機会に恵まれたり、すぐにライブも実現したし、そのうちにレコード会社の人とも会えて、話もどんどん進んでいって、音楽の方が自分の中でリアリティーが湧いていきました。最初から音楽に興味があったわけではないのだけれど、映画よりも音楽との距離が近くなっていって。映画の世界は、自分にはこれからも手の届かない遠いところだなって思っていました。

©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会
『ぶどうのなみだ』 ©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会

少女になったり、母性あふれるたくましい母親になったり、いろんな安藤裕子が、年齢を超えて見えてくるのが面白いなって思います。(三島)

―安藤さんは、PVをご自身で監督したり、現在もやはり映像で伝えるということに挑戦し続けていらっしゃいますよね。

安藤:音楽をやっていて、映像制作の機会がもらえたことは、ラッキーだったなって思います。PV制作をやり始めた当時は、言葉で人に伝える能力がなかったので、制作の現場でも意見を仲間内にすら伝えられなくて大変でしたね。最初のアルバムを作っているときも、レコーディングの最中に泣き出してしまったりして、エンジニアさんを困惑させたこともありました。

三島:矛盾なんですよね。映像表現をしたい人間って、言葉で伝えきれないからこそ映像を介して思いを伝えたいんですけど、映像というのは、どうしても1人では作れない。まずは一緒に作る人と共有しなきゃならないのに、しゃべるのが下手で言葉では伝えられなくて、「だから映像で伝えたいのに!」っていうジレンマ。

安藤:でもやっていくうちに上手になっていくんだなって思います。三島監督はすごくわかりやすく理解させてくれましたよ。だから私は、ただただ監督の言葉を聞いてカメラの前に立っていたし、監督がエリカの感情まで誘導してくれたなっていう想いがあります。私は、今回の撮影現場で、あえてモニターは見ませんでした。監督を信頼して、自分が違和感なくしゃべれているって事は、多分大丈夫だろうと。

三島:やはり感性の鋭い方なので、言葉以上のものをその場で受け止めてくれました。土の感触や風の透明感、すべてをいっぱい感じ取って表現して下さるので。

©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会
『ぶどうのなみだ』 ©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会

―お話を伺っていると、監督と安藤さんは、似ている部分がたくさんあるような気がします。

三島:安藤さんはシンガーソングライターで、私は原作から脚本・監督をしているわけで、自分のオリジナルを表現する、という意味では似ていますよね。それから、お嬢様育ちで、日常で内包しているものを表現で解放したい、映像表現で伝えたいって部分が共通項でしょうか(笑)。

安藤:エリカを演じていても、「これは監督の体現なのかな」と何度か思いましたよ。本人は否定するかもしれませんが、制作の現場では女性であることを隠すかのように、凛とたたずんでいらっしゃるんですけど、どこか少女的で、繊細で、多感なんです。

三島:特に「少女性」は共通項ですよね。安藤さんはもう母親ですけど、時々少女の顔がのぞいているし、私も自分の中に8歳くらいの少女がいて、ものを書いているときにふいに現れたりするんです。少女になったり、母性あふれるたくましい母親になったり、いろんな安藤裕子が、年齢を超えて見えてくるのが面白いなって思います。

脚本を読むと、ファンタジックなお話というよりは、むしろ人間模様が描かれているのに、演じる人たちの衣装や美術、背景は現実の世界とは程遠いので、それがどう融合するのかはじめはよくわかりませんでした。(安藤)

―『ぶどうのなみだ』の舞台となった北海道という大地は、開拓の歴史から様々な新しいものを受け入れる多様性の土地であって、映画に出てくるキャラクターも北海道そのものを体現しているようでした。

三島:そうですね。厳しい土地で、抗えない自然の猛威、人知ではコントロールできない理不尽さを思い知る経験が、主人公のロクにはあったかもしれません。だからこそ、時に思いがけないプレゼントも与えてくれる自然の偉大さを、一番理解していると思います。人の寛容性は、自然を見つめる中で育まれるものなんでしょうね。

©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会
『ぶどうのなみだ』 ©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会

―北海道という場所をヨーロッパのように、特に南フランスのプロヴァンス地方を感じさせる色調で描いていますが、そういった三島監督特有の作りこみや世界観を、安藤さんはどう感じて現場に向かわれたのでしょうか?

安藤:『しあわせのパン』を観て、監督独自の寓話的な表現方法は知っていたので、三島監督らしい画角だなって思いながら現場にいましたね。だけど、衣装合わせでは驚きました。日常生活では着ないような服をエリカは着ているから、最初手渡されたときには「これは……『風の谷のナウシカ』か!?」って思っちゃいましたよね(笑)。

―ファンタジーの世界のような衣装だった、ということでしょうか。

安藤:風をまとう、常にどこかがはためくような衣装ですから。脚本を読むと、ファンタジックなお話というよりは、むしろ人間模様が描かれているのに、演じる人たちの衣装や美術、背景は現実の世界とは程遠いので、それがどう融合するのかはじめはよくわかりませんでした。だけど撮影していく過程で、そこに立って、呼吸をして、言葉を発していると、自然に受け入れることができていました。

安藤裕子
安藤裕子

―作品の印象として、映画の虚実を楽しむ、大人のファンタジーを描くことに注力している一方で、幸せだけではなく、辛さや涙によって拓けていく、現実的な部分も強く感じますね。ファンタジックな世界の中で、ときどきリアルな部分が垣間見られるっていうのがすごく印象的でした。

三島:私の中では、ファンタジーを作ったつもりはまったくないんです。どこの国なのか、いつの時代なのか、わからないように作ることは意識していましたが、「大人の寓話」という現実以外の世界に没入してもらいたいという想いがあったので、都会的で人工的なノイズを極力排除した結果、安藤さんが言うように現実とは離れた衣装や美術、背景になりました。今回の作品は、人間模様という基盤のある物語ですので、表現したいことはあくまで「リアル」なんです。

安藤:『しあわせのパン』を観たときは、人の感情を寓話的に、オブラートに包んでむき出しにはしていない印象だったのですが、今回の『ぶどうのなみだ』は、本を読んだときに、よりリアリティーのある悲しみ、もしくはちょっとした憎しみ、挫折を含めて、少しダークな面を感じました。登場人物それぞれが、「解決できない何か」を抱えていて、そこがちゃんと捉えられていたので、リアルな感じがしましたね。

©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会
『ぶどうのなみだ』 ©2014『ぶどうのなみだ』製作委員会

世の中では不器用な人間ばかり、たいてい損をするじゃないですか。だからこういう人こそが幸せになって欲しい、光が当たって欲しいなと思いながら、作品を仕上げていきました。(三島)

―アオの苦悩と、エリカの母への想い、ロクの辛抱強さ。決して明るいだけのヒューマンストーリーではない分、対照的に穏やかな画角が、物語全体にバランスをもたらしていました。

三島:人間ってすごく明るく見える人でも、何かしらの抱えている闇があって、一つひとつ小さな扉を開けていくとその人の内面が見えてくる。そして、その人が抱えている感情が少しずつ見えていくっていうのが好きなんです。最初エリカはものすごく明るくて、太陽のような存在でみんなが寄ってくるんですけど、扉を開けるといろんな面が見えてきて。

―エリカは突飛なキャラクターに見えるけど、その要素は誰にでもあるものなんだなって思いますね。

三島:エリカは傷ついた経験がある分、人を抱擁するような温かさがあります。あけっぴろげでガサツなように見えて、すごく人の心の機微に敏感というか。日々をあそこまで楽しくハッピーに過ごせる人って、根本的に何か大きなものを抱えている人なんですよね。

安藤:単純にあれだけ日々を一生懸命楽しもうとするのは、疲れちゃうよね。

三島:でもエリカは、見せかけの明るさではなく、「日々をこう暮らすんだ」っていう強い決意があるんだと思うんです。自分の幸せはわかっている。「おいしいものを食べたいし、おいしいワインが飲みたいし、楽しい音楽を聴いていたいし、みんなと楽しく過ごしたい。それが幸せでしょ?」という確信があります。「パンのみでは生きられない」っていうセリフに表れていますよね。楽しいことがたくさんあっていいじゃないかって、心底思っているんですよ、エリカって。

安藤:エリカはそうやって「楽しく生きる」ことに邁進することでフタをしてきた感情があったんだけど、アオやロクとの関わりの中でつつかれて少しずつほどけてきた。強く封印していた想いだったので、それが開かれたとき、いろんな決断へつながるんです。

―冒頭に、監督はシナリオの世界観と安藤さんの歌詞の世界観が近い、とおっしゃっていましたが、具体的には、エリカの生き方と、安藤さんご自身の生き方は、近いところがあると思いますか?

安藤:うーん……エリカは、私の母親に似ているなって思うんです。高らかに笑って、みんなに囲まれていて、面倒見がよくて、だけど内側は繊細で少女性があって。私は小さい頃そんな母と対立もしていたこともあったし、感情過多な家族を遠くで眺めているような部分があったんですけど、その母親を演じているような感覚はあったかもしれません。私は、どちらかというとアオの方が自分に近いな。

三島:私も! かなり不器用で他の事は見えないし、自分のやりたいことに向かって邁進するし。ただ、アオも、エリカも、不器用なんですよね。世の中では不器用な人間ばかり、たいてい損をするじゃないですか。だからこういう人こそが幸せになって欲しい、光が当たって欲しいなと思いながら、作品を仕上げていきましたね。

イベント情報
『ぶどうのなみだ』

2014年10月4日(土)から北海道先行公開、10月11日(土)から全国ロードショー
監督・脚本:三島有紀子
音楽:安川午朗
出演:
大泉洋
安藤裕子
染谷将太
田口トモロヲ
前野朋哉
りりィ
きたろう
大杉漣
江波杏子
配給:アスミック・エース

プロフィール
三島有紀子 (みしま ゆきこ)

大阪府出身。18歳からインディーズ映画を撮り始め、大学卒業後NHKに入局。『NHKスペシャル』『トップランナー』など「人生に突然ふりかかる出来事から受ける、心の痛みと再生」をテーマに一貫して市井を生きる人々のドキュメンタリー作品を企画・監督。11年間の在籍を経て独立後、『刺青~匂ひ月のごとく~』で映画監督デビュー。オリジナル脚本で監督を務めた『しあわせのパン』は、同名小説も執筆し、ともにヒットを記録した。次回作『繕い裁つ人』(主演・中谷美紀)は来年1月公開予定。

安藤裕子(あんどう ゆうこ)

神奈川県出身。2003年シンガーソングライターとしてメジャーデビュー。2005年、月桂冠のTVCMソングに「のうぜんかつら(リプライズ)」が起用され、一躍話題に。2010年にリリースした5thアルバム『JAPANESE POP』が、ミュージックマガジン年間ベストアルバムJ-POP部門1位を受賞。自身の作品ではすべてのアートワーク、メイク&スタイリングをこなし、ミュージックビデオの監督も手がけるなど、楽曲制作だけに留まらない多才さも注目を集めている。ミュージシャンとしてデビュー後は、本作が本格的な演技初挑戦となる。



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