知人に勧められ、60年代チェコ映画「ひなぎく」のリバイバル上映へ。2人のキュートなオンナノコをめぐる、前衛的かつ実験的な映像に眠気もさめ、見入る。原語での表現はわからないが、「シネシネシネ!」と口ばしったり、「イイコニナルカラ!」とかわいい顔でせがんだり。カオス的でもある2人が最後には新聞紙でできた服を着て登場してくる。なんとも味わい深い。
服は、人間の皮の上の皮であり、「包み」である。また、他の包みと同様に、包まれた部分を視界から欠落させる。包みと中身の性質が混同され、包みである外枠の存在が大きくなりかねない。
新聞紙やビニール袋でつくったゴミ服を纏い徘徊する「ホー娘。」。高円寺一揆や阿波踊りなどへの出没、映画の制作などのパフォーマンスを繰り広げる6人のオンナノコである。
外見の変容は、外部に対して圧倒的に働きかける。ゴミを「包み」に選んだ彼女たちは、同時に、ゴミというイメージがもつ、大きな外枠(概念)に包まれることになるのではないか。
――――ゴミ拾いのアルバイトをしていて、だんだんゴミのないきれいな街ってつまらないなーって思うようになって。それならいっそのことゴミになって街に現われたいという欲望に変化していって……
社会のノイズへの興味喚起、自分たちのいる世界へのイタズラ。「ひなぎく(チェコの花言葉では貞淑)」の2人と「ホー娘。」のスタンスを少しつなげて考えつつ9月を終える。
自分はというと、”楚々とした”という表現にひかれ、
楚々と名づけられるために、何に包まれようか思案中であったりもする。
★今週の気になる「包み」
つんこ♀プロデュース「ハルー!プロジェクト」のメインアクト
■もの:ホー娘。通称「ほーむす」「娘。」
■場所:路上(街・中野・高円寺周辺)。次回イベントは「ホー娘。のお料理教室第一弾〜マクドナルドのゴミから家庭料理を作ろう!!〜」詳細はmixi「ホー娘。」コミュニティにて収集可
参考――――
ホー娘。活動日誌 |