CINRA mail-magazine「真裸」 contents
VOL.142
発行日 2007年9月24日 発行数719部
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2007 9/24 (MON)
from CINRA
インディーズ音楽界隈の魅力を
文:柏井万作

CINRA MAGAZINEとは別に、cinra.netの方でもweb特集を公開しています。とても個人的な意欲のもと、『インディーズバンドが世界を巡る』と『RIPS アンダーグラウンドロックシーンの現在』という、インディーズ音楽界隈を中心にした特集を立て続けに公開したので是非ともご一読下さい。

以前はプロモーションの予算が潤沢なメジャーレーベルが圧倒的に強かったけど、webやパソコンの普及によって、誰でもCDを作れるし、インターネットを通じてプロモーションもできる時代になりました。それと共に、音楽を作るのもCDを出すのも簡単になったので、面白いリリースやイベントも増えている。

ところが、「面白そうなもの」があまりにも増え過ぎて、お客さんも混乱しているし、アーティストも自分自身でセルフプロモーションしなければ情報量の多さに埋もれてしまう状況になってきた。だからこそ、メディアは「本当に面白いもの」を伝える存在でなくてはならないと思うのでした。

という長ったらしい現状説明があり、何を告知したいかと言えば、CINRAが毎月開催しているイベント「exPoP!!!!!」を来月から入場無料で開催することになりました。「とにかくライブを観て欲しい」の一言に尽きます。詳しくはまた今度!

exPoP!!!!!オフィシャルサイト

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News Of This Week
MUSIC
渋谷慶一郎氏、東浩紀氏、佐々木敦氏参加のトークショー開催

10月21日、青山ブックセンターにてATAKからリリースされるDVD「ATAK011 LIVE DVD ATAK NIGHT 3」の発売を記念して、渋谷慶一郎氏、東浩紀氏、佐々木敦氏によるトークショーが開催される。

同DVDは、ATAKの設立5周年を記念し、パンソニック、ゴームなどが出演したツアーのファイナル「ATAK NIGHT 3」のライブDVD。
ATAKは今年リリースした「filmachine phonics」で、オーストリアのデジタルアートフェスティバルであるアルスエレクトロニカで受賞もしており、今回のトークはATAKの渋谷氏と親交の深い東氏と佐々木氏が参加する。



ART
多摩美の長谷川祐子ゼミがBankARTで企画展「感情の強盗展」を開催

多摩美術大学の長谷川祐子教授のゼミが、BankARTで企画展「感情の強盗」展を開催する。

「感情の強盗」という展覧会タイトルがあらわすように、五感全体を刺激する作品群によって、思考させるのではなくより感覚的/生理的に作品や空間そのものに向き合うことがコンセプトだ。
出品作家はcinra magazine vol.12のポストアンダーグラウンド特集で取り上げた"真珠子"や、vol.14に掲載の"和田昌宏""Chim↑Pom"など注目のアーティスト7名。

会期は1週間と短いが、見逃せない展覧会になりそうだ。

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9月度マンスリーコラム
「それでも包んでしまう日本人」
最終回 見せかけか、仕掛けか
文:あらいさなえ

知人に勧められ、60年代チェコ映画「ひなぎく」のリバイバル上映へ。2人のキュートなオンナノコをめぐる、前衛的かつ実験的な映像に眠気もさめ、見入る。原語での表現はわからないが、「シネシネシネ!」と口ばしったり、「イイコニナルカラ!」とかわいい顔でせがんだり。カオス的でもある2人が最後には新聞紙でできた服を着て登場してくる。なんとも味わい深い。

服は、人間の皮の上の皮であり、「包み」である。また、他の包みと同様に、包まれた部分を視界から欠落させる。包みと中身の性質が混同され、包みである外枠の存在が大きくなりかねない。

新聞紙やビニール袋でつくったゴミ服を纏い徘徊する「ホー娘。」。高円寺一揆や阿波踊りなどへの出没、映画の制作などのパフォーマンスを繰り広げる6人のオンナノコである。

外見の変容は、外部に対して圧倒的に働きかける。ゴミを「包み」に選んだ彼女たちは、同時に、ゴミというイメージがもつ、大きな外枠(概念)に包まれることになるのではないか。

――――ゴミ拾いのアルバイトをしていて、だんだんゴミのないきれいな街ってつまらないなーって思うようになって。それならいっそのことゴミになって街に現われたいという欲望に変化していって……

社会のノイズへの興味喚起、自分たちのいる世界へのイタズラ。「ひなぎく(チェコの花言葉では貞淑)」の2人と「ホー娘。」のスタンスを少しつなげて考えつつ9月を終える。

自分はというと、”楚々とした”という表現にひかれ、
楚々と名づけられるために、何に包まれようか思案中であったりもする。

★今週の気になる「包み」
つんこ♀プロデュース「ハルー!プロジェクト」のメインアクト

■もの:ホー娘。通称「ほーむす」「娘。」

■場所:路上(街・中野・高円寺周辺)。次回イベントは「ホー娘。のお料理教室第一弾〜マクドナルドのゴミから家庭料理を作ろう!!〜」詳細はmixi「ホー娘。」コミュニティにて収集可

参考――――
ホー娘。活動日誌

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時事コラム「全裸-zenra-」
No. 141

特集 vol.32「インディーズバンドが世界を巡る」公開

文:柏井万作

Elekibass、トクマルシューゴ、Green Milk from the Planet Orangeなど、海外で高い評価を得ているアーティストたちの存在をご存知だろうか。世界的にも知名度の高いロックフェスSXSWへ多数の国内バンドが出演する他、様々なインディーズバンドが単独で海外ツアーを行なうなど、この数年間で国内(特にインディーズ)アーティストの海外進出が活性化してきている。

しかし残念なことに、ここ日本では彼らが海外でどのように受け入れられているのか知る術も少ない。そこで今年2度のアメリカ・ツアーを行なったElekibassに現地レポートを依頼した。

文化の輸入国から輸出国へ変容しつつある現在、世界に通用するアーティストたちを再評価する必要があるのかもしれない。

特集 vol.32「インディーズバンドが世界を巡る
・サカモトヨウイチ(Elekibass)に聞く、USツアーの実情
・レイキン(Kiiiiiii)×サカモトヨウイチ(Elekibass)対談
・動画ドキュメンタリー「アセンズ・ポップ・フェスティバル」


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時事コラム「全裸-zenra-」
No. 142
ホントはドコに。
文:武田浩和

「あっち」と「こっち」と「そっち」で、それぞれ大中小程度の火がついて、ええと、久しぶりに頭が爆発しそうなのだが、爆発しそう、なんて言いながら外から眺めているじゃないかオマエという客観性を見つけてしまうあたり、絶対に爆発しないのであって、もういい加減、こんな脳内整頓癖にたまらなくイライラし始めたのである。ああでもないこうでもないどーしてオレだけワタシだけと頭を抱え合い、それがウンウンそうだよねと仲間意識に群がっていくのは、回路としてはもしかしたら可笑しいわけなんだが、その結束の強さを結局信頼しているんであって、こうゆうときの、ハハハ、バッカじゃねーのは、全くバカにできないのである。ありがとうございます、だ。ホントに。

安倍首相があのタイミングで辞めた事に対する反応は一律で「何でこのタイミングに」という呆れ顔だった。その通り、所信表明から二日後に辞任するという、三日坊主に満たない駄々っ子は、お坊ちゃま特有のうなだれ方だった。しかし、人と話していたらこんな意見を言う。「どの報道もこう言わないけど、僕はね、今回の辞任は安倍首相がした唯一の良い仕事だと思うんですよ。ってのはね、あっ、一国の首相でも、辞めたいときに辞めちゃって良いんだっていう。それが分かった。普通、潰れる前に辞めるか、我慢し続けて自殺でもするか。そうじゃなく、ああもう辞めようって思いをそのままに辞められるんだ。これは新しい仕事ですよ。」まあ、間違った意見だとは思う。でもそれはそうだなとも思う。電池が切れたら、電池が切れましたと言う、これが情けないかとなればそんな事はなく、むしろ切れたのに切れてないと主張するほうが、それこそ脳内整頓ってやつが機能していると、裏目に出るのだ。裏目に更なる裏目が群がって、おっと二回裏が出れば表に戻るじゃないかなんて希望的観測は早々と打ち砕かれ、どうしようもない深い穴に落っこちて、さてさてハシゴはどこですかなんてやってるうちに、あら意外と住みやすいじゃないなんつって、しばらくして「あれ、なにやってたんだけ」という健忘症の前兆に至る。実に「政治家」的な思考である。となれば、安倍首相は新しい仕事をしたかもしれない。

mixiで人の日記をタラタラ眺めていると、あー、こりゃ、悩んでるんだろうなという吐露によくぶつかる。そして、忙しそうだ。しかしここでの悩みや多忙は、ちょいとウソだと思って眺めている。悩みモード、多忙語りモードは、誰にだってある。そのモードを適度に起動させているだけに見えてしまう。書いてるほうにも自覚はあると見る。となると、どこになにがあるのがホントなのかという疑問って出てきてしまう。mixiに書き連ねるのがホントなのか、飲み屋でグラスを付け合せてからがホントなのか、テンポ良くメールで往信・返信を繰り返すのがホントなのか、とかね。ホントですか?ホントです!という確認がないと動けないんですけど、臆病なもので、と、たまに思う。そんなのはさ、自分なりに合わせて考えてくださいよ、とドコからか聞こえてくるのだけれど、これにそれぞれ返事をしていると、またまたテキパキ脳内整理だけを進めて鎮火させるだけ。あれま、ホントはドコに、と同じ質問を繰り返すのである。

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特集vol.32 インディーズバンドが世界を巡る

exPoP!!!!! vol.7

特集vol.31 RIPSアンダーグラウンドロックシーンの現在

特集vol.30 生命科学を考える

cinra magazine vol.14

特集vol.29 TOKYO遊びケイカク vol.3

cinra magazine vol.14
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