CINRA.NET MAIL MAGAZINE

PICKUP NEWS

UA、サザンなどのアートワークを手がける永戸鉄也の同時多発的展覧会が都内3箇所で開催


UA、サザンオールスターズ、THE BACKHORN、SOIL &"PIMP" SESSIONSなど、国内アーティストのジャケット・アートワークやアートディレクションを手掛けつつ、アーティストとしても高い評価を得ている永戸鉄也。

永戸はそれぞれの会場で異なる多彩な作風を披露。8月22日(金)にはリトルモア地下にて「蓄音機DJ & アーティストトーク」と題したイベントを開催。編集者・クリエイティブディレクターの後藤繁雄を招き、音楽鑑賞パフォーマンスを行う・・・

9mm、Manual、te'、AFRICAEMOら25組収録、残響recordコンピがTSUTAYA限定発売
同アルバムは2枚組で、9mm Parabellum Bullet、texas pandaa、te'など日本のアーティスト10組と、65daysofstatic、Manual、I'm not a gun・・・
坂本龍一編集、『ソトコト』別冊『ラブコト』発売、リリー、金原ひとみ、桜沢エリカら参加

頭には、よしもとばなな×坂本龍一×蝶々による鼎談を掲載。他にもリリー・フランキー×川上未映子による「ラブ対談」、金原ひとみの・・・

マスコミが伝えない本物のブートキャンプを映画化、若者たちの「ばんざい」の裏側とは
祖国アメリカのため、兵士として世界各地へと送られた若者たちの姿を映し出したドキュメンタリー映画『アメリカばんざい〜crazy as usual』・・・

NEW CONTENTS

インタビュー

野本大監督インタビュー

同世代に向けた「やっちゃえば」 野本大監督インタビュー
弱冠25歳の野本監督がつくった映画は、難民についてのドキュメンタリーだった。作品について、秋葉原でのあの事件についてなどお話しを伺った。

インタビュー

uhnellysインタビュー

uhnellysインタビュー
ロック、ヒップホップ、ジャズ、ブルースなど様々な要素が融合した革新的サウンドを構築、2ndアルバム『MAWARU』をリリースした彼らにお話を伺った。

BACKNUMBER PICKUP

特集 vol.19 プルトニウム大国日本

特集 vol.19 プルトニウム大国日本
・鎌仲ひとみ監督インタビュー
・いま何が問題か? 再処理工場のしくみ/六ヶ所村現地レポート
・若造が知らないなりに考える

CINRA MAGAZINE PICKUP

愛情たっぷりヘビメタ批評

批評のオルタナティブ

既存の批評ってなんだか敷居が高い。作品の魅力や欠点を、もっと楽しく、わかりやすく理解できる方法はないのだろうか? 本特集の最後に、そんなワガママな要望に応えるオルタナティブな批評の試みを紹介したい。

 

NEXT exPoP!!!!!

exPoP!!!!!
2008.7.31 (thu)
CINRA presents「exPoP!!!!! volume16」
Shibuya O-nest
OPEN 18:30 / START 19:00
ENTRANCE FREE (without 2Drinks)

出演:
CONDOR44
PaperBagLunchbox
audio safari
texas pandaa
mojoco

CINRA PRESENTS exPoP!!!!!

 

COLUMN

コラム「全裸-zenra-」No. 184

青春捏造劇

文:たけだひろかず

捏造するといったら青春を、である。晴れのち曇りのようなあの日の出来事は、快晴のまま眩しい夕陽でしずんでいった出来事になっている。そんなことはないはずなのに。その捏造はとにかくバレない。なぜなら事実調査をする人間が他にいないから。だから自分の記憶は、都合良くスリムに磨かれていく。

地方の高校に通う男女カップル、一緒に東京の大学に通おうねと誓ったのに、合格したのは女の子だけだった。大学入学を間近に控え、東京で一人暮らしをするために彼女は引っ越していく。ローカル線の終着駅に住んでいる彼に会ってから、東京へ向かう。ラストシーンは、電車の発車ベルが鳴り彼女が彼に手を差し伸べたものの、「今、手を握ってしまうとこのまま離さなくなるから」と彼がうつむきつぶやくシーン。ドアが閉まり、終着駅は発着駅となる。進む電車から、駅のホームの姿が消えていくまで、執拗に撮り続ける。まるで彼の想いが薄まらぬことを象徴するかのように…。

分かる分かると、涙する自分。誰にも注意されないがゆえに、その分かる分かるには懐かしさが忍び込んできて、ともすれば、こんな頃もあったよねと記憶を呼び覚ましているらしい。ちょっと待てっ。おまえに何が分かるのか。それを問い質したい。そんなエンディングに準えるほどの青春がおまえにあっただろうか。いや、無い。決定的に無い、という事実をちゃんと認めろよ。駅のホームでの甘酸っぱい男女の別れに、なぜおまえが涙するのだ。チャリンコ通勤で中古CD屋をかけめぐっては、よっしゃ先週より100円安くなってるじゃんと購入、夕ご飯よ下りてきなさい、ちょっと待ってよ今聴いてんだからー、と語気を荒げていたのではなかったか。はい、そうです。その方向性から捏造してはいけない。

文化祭での花形は何といってもライブである。先輩男子のライブを女子が寄り添って観に行ってボーカルの誰々先輩がカッコいいだの、でもあの人、他校の人と付き合ってるらしいんだよね、という場面を観る。分かる分かる、と懐かしむ自分。だ・か・ら、おまえに何が分かるのだ。思い出せ。高校の文化祭では、ライブではなくコントをやったはずだ。大いにウケた。ステージを下りて外に出れば、おめぇらマジで面白かったよと絶賛を浴びる。そのコントでは普段面白キャラでは通っていない寡黙な男に出てもらった上にオチを握らせたりしてそれがまた効果的だった。寡黙な男はカッコいい。僕がいつもの男子に囲まれやいやい騒がれている時、彼は、年下の女子に「さっきのコント、本当に面白かったですぅ」とキャピキャピ囲まれていた。それを横目で見ていた自分、あの「屈辱の横目」が我が青春だったはずだ。キャピキャピとかキュンキュンという響く場面とは全く疎遠だった我が青春の真実を、もういいじゃないか、キチンと認めようじゃないか。

あるグループがファッション誌を広げてこの靴カッコよくねぇかと言い合っている時、あるカップルがベンチに座ってパンを分け合っている時、僕らのグループは、廊下全面を使ってテニスボールでサッカーしていたはずだ。ロングシュートを狙ったら教室を出てきた女子に当たって嫌な顔をされる、それが自分にとっての青春期なのであって、自分の中で捏造してはいけない。青春期をより生臭く把握する、痒いけども、そうしないと青春がどんどん眩しくなってしまう。いやでもやっぱ痒い、歯がゆい。いやでもやっぱ眩しくなかったんだよ、それはもう譲らない事にした。勝手にしろって感じだろうけど。はい、勝手にします。何だか強くなった気分だ。

EDITOR'S NOTE

自立せよ

文:柏井万作(CINRA MAGAZINE編集長)


父親から「そろそろ家を出て自立しろ」と言われ、「余裕だぜ」と捨て台詞を吐いてから早くも2年。掃除も洗濯も料理もすべて自分でやる。実際のところそれは、余裕どころか苦労の連続だったのだ。日付が変わる頃に帰宅し、そこからまた仕事を始める。気がついたら寝ていて、起きたらもう、すぐに出ないと遅刻しちゃう時間。ヤバい、すぐに出ないと! と思った矢先に気がつく。あっ、今日は週1回の不燃ゴミの日だ。あっ、流しには3日前のグラスが…。どうする、どうしようか。それで結局、見てみないフリをする。自己嫌悪と戦いながら、来週こそゴミを出そう、帰ってきたら食器を洗おう、なんて考えている。

仕事とか自分のやりたいことを頑張っている人はそれだけでエラいように思っていたけど、完全に誤りだった。そうした全てが日常生活の上に成り立っていることを忘れていた、というよりも知らなかったに近かったわけで、自分がやらなきゃ洗濯物も洗い物も無くならない。当たり前の生活が保証されないという危機感。「そろそろ家を出て自立しろ」という言葉が重くのしかかるのでした。




CINRA MAGAZINE vol.18の制作を終え、久しぶりに一息ついた週末。そうそう、これくらい余裕があれば掃除も洗濯もやれるさ、なんて思った自分に喝をいれるべく、父親の言葉を思い出してみた。日常生活は日々の心がけから、です。とにかく夏は意識してかからないと、あの黒くてスピーディーな生物が来襲しますので、一人暮らしの皆さんもお気をつけて。

さて、そんなこんなで完成にこぎつけたCINRA MAGAZINE vol.18が遂に今週末、発行されます!ご期待ください!

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