都市という広大なランドスケープを創出する、建築家ドミニク・ペローの展覧会

フランスの建築家ドミニク・ペローを紹介する展覧会『ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ』が、初台の東京オペラシティアートギャラリーで10月23日から開催される。

ドミニク・ペローは、80年代後半にフランス国立図書館の国際コンペティションを36歳の若さで勝ち取り、さまざまなプロジェクトを世界各地で進行させている建築家。ペロー作品の特徴は、強い造形性を帯びた、あるいはこれ以上ないほどシンプルなそのたたずまい。周辺に安易に迎合することなく、新しい建築をいかに文化的・地理的な背景と結びつけながら、現在も進行し続ける歴史の一部とするか、という視点を持っている。

同展では、フランス国立図書館に始まり、ベルリンの自転車競技場/オリンピック・プール、ソウルの梨花女子大学など、都市や自然とのつながりが熟考された作品を映像や模型によって検証しつつ、進行中のプロジェクトの設計過程をたどる。今秋竣工する「大阪富国生命ビル」のアトリウムに採用されたガラスウォールの実物大模型やプロダクトによるインスタレーションを展開することで、素材やディテイルの実践も紹介する。

『ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ』

2010年10月23日(土)~12月26日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー(初台)
時間:11:00~19:00(金・土曜は20:00まで、最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜
料金:一般1,000円 大・高生800円 中・小生600円

関連イベント

『オープン記念レクチャー』

2010年10月23日(土)
会場:東京オペラシティ リサイタルホール(東京オペラシティビルB1F)
時間:19:00~(入場18:30~)
講演者:ドミニク・ペロー
料金:無料
定員:240名(全席自由、逐次通訳付、要予約)
申込方法:10月上旬ウェブサイトで告知
※就学前のお子様の同伴・ご入場はご遠慮下さい

『ウィークエンド・ギャラリートーク』

2010年10月24日(日)、11月7日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
時間:いずれも14:00~
スピーカー:前田茂樹(建築家、DPA元チーフアーキテクト)
料金:無料(当日の入場券が必要)
※予約不要、当日の参加状況により、人数制限を行う場合があります

(画像上から:自転車競技場/オリンピック・プール、ベルリン 1992-99 ©Georges Fessy / DPA / ADAGP、欧州司法裁判所、ルクセンブルク 1996-2008 ©Georges Fessy / DPA / ADAGP、梨花女子大学、ソウル 2004-08 ©André Morin / DPA / ADAGP、大阪富国生命ビル、大阪 2006-2010 ©DPA / ADAGP)

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