赤瀬川原平が日常の光景の中に見出す独自の視点、写真展『散歩の収獲』

赤瀬川原平の新作写真展『散歩の収獲』が、10月22日から神奈川・横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される。

前衛からキャリアをスタートさせ、考現学、超芸術トマソン、路上観察など、常に街を歩きながら社会の観察を原点に活動してきた赤瀬川。同展では、4年間にわたり毎日新聞で連載されていた「散歩の言い訳」の散歩中に赤瀬川が撮りためた写真の中から、選りすぐりの作品を一挙に紹介。日常の光景の中に見出す独自の視点は、まるでガラクタの中から骨董を探し出す行為のようだ。

会期中は、横浜市所蔵の約1万件に及ぶカメラ・コレクションの中から約300点もあわせて展示。カメラコレクターとしても知られ、立体視愛好家でもある赤瀬川が選んだステレオカメラ・写真・ビュワーの特集展示も行われる。赤瀬川をうならせたコレクションにつけられた「ほしぃ印」にも注目だ。10月30日には、イラストレーターの南伸坊を招いたトークショーも開催される。参加には申し込みが必要となるので、詳しくは会場のオフィシャルサイトをチェックしてほしい。

赤瀬川原平写真展
『散歩の収獲』

2010年10月22日(金)~11月7日(日) 休館日10月25日(月)
会場:神奈川県 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2
時間:10:00~18:00
料金:一般300円(高校生以下、障がい者手帳をお持ちの方および同伴者1名は無料)

関連イベント

赤瀬川原平×南伸坊トークイベント

2010年10月30日(土)OPEN 13:30 / START 14:00
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 レクチャールーム
出演:
赤瀬川原平
南伸坊
定員:180名
料金:無料(要申込、10月16日必着)

(画像上:赤瀬川原平 《ジュラ紀の手水鉢》 2008年、画像中:赤瀬川原平 《折れない力》 2006年、画像下:赤瀬川原平 《分母不在》 2009年)

  • HOME
  • Art,Design
  • 赤瀬川原平が日常の光景の中に見出す独自の視点、写真展『散歩の収獲』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて