ブックガイドを建築物に見立てた書評エッセイ集、前野健太、飴屋法水ら執筆

建築をコンセプトにした書籍『<建築>としてのブックガイド』が、2月1日に明月堂書店から刊行された。

藤原ちからと辻本力が共同で編集を手掛けた同書は、廊下やベランダから酒蔵、秘密基地、船着き場まで、様々な建築の種類や要素から選ばれた27のキーワードをもとに、執筆者が自由な形式で書籍を紹介していくもの。建築の専門書ではなく、ブックガイドをひとつの建築に見立てたユニークな構成となっている。

同書は、大谷能生が選ぶ「リビング」の本、快快の演出家・篠田千明が自身の「いそうろう美学」をもとに「キッチン」から連想した本、「屋根裏部屋」と題された飴屋法水と家族の対話に登場する本など、通常のブックガイドにとらわれない自由な形式がとられている。前野健太、神里雄大(岡崎藝術座)、瀬田なつき、樽本樹廣(「百年」店主)、福永信など、様々なジャンルから計25組が登場している。

内容はもちろん、随所に盛り込まれた大橋慶子によるイラストと、加藤賢策(東京ピストル)によるユーモア溢れるブックデザインも見どころだ。

『<建築>としてのブックガイド』

2011年2月1日発売
編集:藤原ちから、辻本力
執筆者:
樽本樹廣(百年)
西尾佳織(鳥公園)
大澤聡
大谷能生
白井聡
プルサーマル・フジコ
オカヤイヅミ
篠田千明(快快)
Pippo
杉浦貴美子
シンプル組合
TOLTA
松田青子
池田鮎美
飴屋法水たち
前野健太
神里雄大(岡崎藝術座)
阪根正行
浜野喬士
辻本力
安竹希光恵
伊東沙保
藤田貴大(マームとジプシー)
福永信
瀬田なつき
価格:1,800円(税込)
発行:明月堂書店

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