石井裕也監督最新作、平成日本の中年男の生き様描く『あぜ道のダンディ』

石井裕也が平成日本の新しきダンディズムと不器用な父子愛を描いた映画『あぜ道のダンディ』が、6月18日より東京・テアトル新宿ほかで全国公開される。

舞台は北関東の地方都市。若くして妻を失った中年男・宮田淳一は、トラックの運転手として貧乏ながらも子供たちをしっかりと育ててきたつもりだったが、父としての見栄や意地を張る宮田と、思春期に突入した2人の子供たちはいつも会話がかみ合わなかった。そんなある日、淳一は胃に不調を覚え、亡き妻同様に自分も胃がんなのだと思い悩む。

監督・脚本を務めるのは、満島ひかり主演の『川の底からこんにちは』がスマッシュヒットを飛ばし、ブルーリボンの監督賞を史上最年少で受賞という快挙を成し遂げた石井裕也。国際映画祭で既に特集上映が組まれるなど世界的にも注目される気鋭が、同作でも類まれなセンスと洞察力を発揮し、人間臭さをユーモラスに描き出している

また、日本映画界に欠かすことのできない名バイプレイヤー・光石研が、デビュー作『博多っ子純情』以来32年ぶりの主演として、50歳男やもめの宮田を好演。宮田の唯一の親友・真田をマルチな才能を見せ続ける田口トモロヲが務め、岩松了、西田尚美、藤原竜也ら豪華なメンツが集結しスクリーンを彩る。

『あぜ道のダンディ』

2011年6月18日よりテアトル新宿、ユナイテッド・シネマ前橋、シネマテークたかさきほか全国順次公開
脚本・監督:石井裕也
主題歌:清竜人“ホモ・サピエンスはうたを歌う”
出演:
光石研
森岡龍
吉永淳
山本ひかる
岩松了
西田尚美
田口トモロヲ
配給:ビターズ・エンド

(画像:©2011『あぜ道のダンディ』製作委員会)

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