少女と希望とSNSとヒンドゥー神話が渾然一体に、大槻香奈の新作絵画展『乳白の街』

京都在住の若手美術作家・大槻香奈の新作個展『乳白の街』が、10月12日から東京・南青山のneutron tokyoで開催される。

少女をモチーフに、女性、人間、さらには生命そのものを捉える印象的な絵画作品を描く大槻香奈。京都と東京での活動を中心に、個展やグループ展への参加、また多数のイラスト作品を書籍や雑誌に提供しているほか、今年はSNSで繋がったクリエイターによるコラボレーションCD・冊子『Transit
Lounge』にも作品を提供している。

東日本大震災以降「何に希望を見出して絵を描くか」と自らに問いかけたという大槻。同展では、その問いをきっかけに得た「乳白色」のイメージをもとにした作品を紹介。人工物である乳白ガラス、震災直後に世の中を繋いだSNS、さらに「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」というヒンドゥー教の天地創造神話を繋ぎ合わせるなど、様々な思索と刺激的な連想を経て描かれた新作が展示される。

なお、10月12日には大槻を交えたオープニングパーティも開催される。


大槻香奈個展
『乳白の街』

2011年10月12日(水)~10月30日(日)
会場:東京都 南青山 neutron tokyo
時間:11:00~19:00(最終日は18:00まで)
休廊日:月曜日
料金:無料

『オープニングパーティ』
2011年10月12日(水)18:00~20:00
料金:無料

(画像上から:『妙濁の果て』(みょうだくのはて) 2011年 97×130.3cm キャンバスにアクリル、油彩、鉛筆 neutron tokyo 撮影:木田光重、『ときとし』 2011年 97×130.3cm キャンバスにアクリル、色鉛筆 neutron tokyo 撮影:木田光重、『みひとつ』 2011年 100×100cm ケント紙にアクリル neutron tokyo 撮影:木田光重、『遠き虹を夢む』 2011年 103cm×72.8cm ケント紙にアクリル neutron tokyo 撮影:木田光重、『プログラム』 2011年 45.5×33.3cm ケント紙にアクリル neutron tokyo 撮影:木田光重、『白執』(はくしつ)2011年 45.5×33.3cm ケント紙にアクリル、シルクスクリーン neutron tokyo 撮影:木田光重)

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