寺山修司『レミング』を維新派の松本雄吉が再解釈、キャストに片桐仁、常磐貴子ら

今年で没後30年を迎える寺山修司の戯曲『レミング』を新たな解釈で再構築した舞台『レミング 世界の涯まで連れてって』が、4月21日から東京・渋谷のPARCO劇場で上演される。

同作は1979年に発表され、寺山修司が主宰した「演劇実験室◎天井桟敷」の最終公演として上演された作品。再演時は『レミング 壁抜け男』のタイトルで上演され、現代社会の抱える問題や若者の内面を、寺山らしいシュールなイメージの連鎖と台詞の響きで展開した。

PARCO劇場の40周年記念した今回の公演で演出を手掛けるのは、維新派主宰の松本雄吉。これまで壮大な野外劇や、芝居と舞踏が交錯する「ヂャンヂャン☆オペラ」と呼ばれる独特の表現で世界的な評価もある松本が、この繊細かつ官能的な舞台をどう新たに彩っていくのかが大きな見どころのひとつといえる。

スタッフは、維新派の公演でも松本の創作を支える優れた面々が国内外から集結。キャストは、八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊の他、一般オーディションで選ばれた俳優たちが名を連ねる。また、上演台本には少年王者舘主宰の天野天街が参加する。

同公演は、PARCO劇場を皮切りに、5月25日に名古屋・中日劇場、6月1日、2日に大阪・イオン化粧品シアターBRAVA!を巡る。東京公演のチケット一般発売は3月2日からスタート。

『レミング ~世界の涯まで連れてって~』

作:寺山修司
演出:松本雄吉(維新派)
上演台本:
松本雄吉(維新派)
天野天街(少年王者舘)
音楽:内橋和久
出演:
八嶋智人
片桐仁
常磐貴子
松重豊
ほか

東京公演
2013年4月21日(日)~5月16日(木)全28公演
※月曜は休演
会場:東京都 渋谷 PARCO劇場
料金:8,400円 U-25チケット5,000円

名古屋公演
2013年5月25日(土)全1公演
会場:愛知県 名古屋 中日劇場
料金:S席9,000円 A席7,000円

大阪公演
2013年6月1日(土)、6月2日(日)全3公演
会場:大阪府 大阪 イオン化粧品シアターBRAVA!
料金:S席8,400円 A席6,300円

(画像右上から時計回りに:八嶋智人、常磐貴子、松重豊、片桐仁)

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