紛争地域に生きる少女の恋と運命、幻想と現実が交錯する物語『魔女と呼ばれた少女』

紛争地域の子どもたちの姿を描いた映画『魔女と呼ばれた少女』が、3月9日から東京・シネマート新宿ほか全国で公開される。

同作の舞台は、未だ紛争が絶えないコンゴ民主共和国。村から突然拉致されて反政府軍の兵士になり、亡霊たちが見えることから「魔女」と呼ばれる12歳の少女コモナが辿る運命と、淡い恋の物語が綴られる。戦争の悲惨さが描かれるだけでなく、生と死や現実と幻想が交錯する詩的な作品になっている。

メガホンを取ったのは、アフリカの少年兵士問題に衝撃を受け、長期間にわたって取材を重ねてきたカナダ人のキム・グエン。また、ヒロインのモコナ役には監督自らがアフリカのストリートで見出したというラシェル・ムワンザが抜擢されており、機関銃を構える兵士と恋に胸を弾ませる少女という2つの顔を演じ切っている。

イベント情報

『魔女と呼ばれた少女』

2013年3月9日(土)からシネマート新宿ほか全国で公開
監督・脚本:キム・グエン
出演:
ラシェル・ムワンザ
セルジュ・カニンダ
ほか
配給:彩プロ

(画像:©2012 Productions KOMONA inc.)

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