「墓」から彫刻の本質を読み解く展覧会、出展作家に岡崎乾二郎、イサム・ノグチら

「墓」をキーワードに彫刻の本質を読み解く展覧会『ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか ―彫刻と呼ばれる、隠された場所』展が、5月20日から東京・小平の武蔵野美術大学 美術館・図書館で開催される。

2部構成で展開される同展では、死者を埋葬する碑であると同時に、その下に「隠されたもの」や「もうひとつの世界」を暗示するものとして墓を捉え、彫刻作品を「隠された場所」という視点から紹介する。

第1部では岡崎乾二郎が企画を担当したコンセプト展示を実施。古代エトルリア彫刻からアルベルト・ジャコメッティの彫刻、イサム・ノグチ、白井晟一らの建築作品の模型まで約30点を展示する。第2部では「墓」を共通の問題意識とした展示を行う。出展作家は岡崎をはじめ、戸谷成雄、遠藤利克、黒川弘毅、伊藤誠、三沢厚彦、高柳恵里ら7作家となる。また、会期中にはシンポジウムやトークイベントも開催される。

イベント情報

『ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか ―彫刻と呼ばれる、隠された場所』

2013年5月20日(月)~8月10日(土)
会場:東京都 小平 武蔵野美術大学美術館 展示室1、2、アトリウム
時間:10:00~18:00(土曜および特別開館日は17:00閉館)
出展作家:
岡崎乾二郎
アルベルト・ジャコメッティ
イサム・ノグチ
白井晟一
若林奮
戸谷成雄
遠藤利克
黒川弘毅
伊藤誠
三沢厚彦
高柳恵里
休館日:日曜、祝日(6月9日、7月15日は特別開館)
料金:無料

シンポジウム
『彫刻と呼ばれる、隠された場所』

2013年5月25日(土)14:00~17:00
会場:東京都 小平 武蔵野美術大学 美術館ホール
出演:
岡崎乾二郎
遠藤利克
三沢厚彦
高柳恵里
金井直(信州大学人文学部准教授)
朴亨國(武蔵野美術大学 造形文化・美学美術史主任教授)
篠塚千惠子(武蔵野美術大学 造形文化・美学美術史教授)
田中正之(武蔵野美術大学 造形文化・美学美術史教授、美術館・図書館館長)
※3部制の開催を予定

トークイベント
『隠れなき彫刻 Et in Arcadia Ego』

2013年7月8日(月)16:30~18:00
会場:東京都 小平 武蔵野美術大学 美術館ホール
登壇者:
戸谷成雄
黒川弘毅
伊藤誠
岡崎乾二郎
※登壇者は変更になる場合があります

トークイベント
『死者の都市、生者の都市。』

2013年7月13日(土)15:00~17:00
会場:東京都 小平 武蔵野美術大学美術館ホール
登壇者:
鈴木了二
岡崎乾二郎
田中正之
※登壇者は変更になる場合があります

トークイベント
『芸術は何を表し、何を匿ってきたか レトロスペクティブ(=事後たとえば戦後)の芸術、プロスペクティブ(事前)の芸術』

2013年8月10日(土)15:00~17:00
登壇者:
林道郎
鈴木勝雄
岡崎乾二郎
田中正之
※登壇者は変更になる場合があります

(画像上:戸谷成雄『森IX』2008年 撮影:山本糾、画像下:三沢厚彦『Bird 2010-02』 2010年 撮影:永野雅子)

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