地点による初のブレヒト劇『ファッツァー』、空間現代による生演奏回も予定

地点によるブレヒト劇『ファッツァー』が、10月26日から京都・北白川のアンダースローで上演される。

演出家の三浦基が代表を務める地点は、多様なテキストや言葉、身体、光、時間など様々な要素が関係する重層的な演劇表現を特徴とする劇団。2005年に東京から京都に移転し、2011年にチェーホフの2本立て作品をモスクワで上演したほか、2012年にはロンドンのグローブ座からの招聘のもと、シェイクスピア作品を上演するなど、海外公演も積極的に行っている。

今回上演される『ファッツァー』は、音楽劇『三文オペラ』などで知られるベルトルト・ブレヒトによる未完の戯曲。日本では翻訳が出版されていない同作を地点での上演を前提に翻訳することで、ブレヒトの新たな魅力を引き出す試みとして企画されたという。

また、音楽にオルタナティブロックバンド・空間現代を迎えることで、音楽劇の要素も含む舞台に仕上がるとのこと。一部の回では空間現代が出演する生演奏も予定されている。なお、会場となるアンダースローは、地点が京都の新たな文化拠点としてライブハウスCBGBの跡地に7月にオープンさせたアトリエ。チケットの予約方法は地点のオフィシャルサイトを参照しよう。

イベント情報

地点
『ファッツァー』

2013年10月26日(土)~11月24日(日)全22公演
会場:京都府 北白川 アンダースロー
原作:ベルトルト・ブレヒト
翻訳:津崎正行
演出:三浦基
音楽:空間現代
出演:
安部聡子
石田大
小河原康二
窪田史恵
河野早紀
小林洋平
料金:2,000円

(画像上:地点『ファッツァー』イメージビジュアル、画像中:会場のアンダースロー ©Hisaki MATSUMOTO、画像下:『CHITENの近未来語』より ©Hisaki MATSUMOTO)

  • HOME
  • Stage
  • 地点による初のブレヒト劇『ファッツァー』、空間現代による生演奏回も予定

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて