ロックと青春描く漫画『日々ロック』が入江悠監督で映画化、全裸ライブも再現

榎屋克優による漫画『日々ロック』が映画化され、2014年秋に全国で公開されることがわかった。

2010年から『週刊ヤングジャンプ』で連載されている『日々ロック』は、ライブで極限までエキサイトすると思わず全裸になってしまうという癖を持つ冴えないロックミュージシャン・日々沼拓郎の熱い青春を描いた作品。勉強もスポーツもできず、学校ではいじめられっ子の拓郎は、友人から誘われて結成したロックバンド「ロックンロール・ブラザーズ」のメンバーたちと共に上京し、伝説のライブハウスで働く毎日を送っていたが、斬新なスタイルで世界的に評価を得ているアーティスト・宇田川咲と出会ったことをきっかけに、大きく運命が変わっていく。

今どき珍しいド直球な歌詞と、客が引いてしまうほどの熱いライブパフォーマンスを繰り広げる拓郎役には、野村周平がキャスティング。ライブシーンでは全裸での演技に挑戦する。監督・脚本は『SRサイタマノラッパー』シリーズで知られる入江悠が手掛けるほか、共同脚本には劇団ポップンマッシュルームチキン野郎主宰の吹原幸太が名を連ねている。なお、オフィシャルサイトでは同作に出演するエキストラを募集中だ。

野村周平のコメント

今回お話を頂き原作を読んで、本当に面白く原作のファンになりました。自分が主人公・日々沼を演じることに大きなプレッシャーを感じていますが、身も心も素っ裸に入江監督にあずけて素敵な作品ができるよう一生懸命頑張りたいと思います。

入江悠監督のコメント

すげえ、なんだ! このテンション! この熱い画!それが『日々ロック』を初めて読んだ時の感想です。初期衝動に溢れた筆力とストーリーにぶっとびました。こんな音楽愛にあふれたマンガを映画化できるということに、緊張と激しい歓びを感じています。主演の野村周平くんをはじめ個性的な俳優の皆さん、音楽好きなスタッフたちと、ロックンロールの精神で脳みそをグラグラ揺らしながら撮影を駆け抜けたいと思います。

榎屋克優のコメント

僕の漫画が実写化されるなんて、いまだに信じられません(ヤンジャンに騙されてるんじゃないのかな……)。不安と期待で胸がいっぱいです。見た後でバイトを辞めたくなるような、エレキギターを弾きたくなるような、そんな作品になればいいなあ。

石塚慶生プロデューサーのコメント

「SR サイタマノラッパー」で、ラッパーを目指す若者たちを怒濤の熱量で描いた入江監督。監督との初面談で興奮のあまり、突然服を脱ぎ始めた野村くん。この最強のタッグが、史上最高のロッカー「日々沼拓郎」を誕生させます。「牛丼はサイコーにロックだ」と言ったノエル・ギャラガーに捧ぐ、ロックムービー「日々ロック」。是非ご期待ください!

作品情報

『日々ロック』

2014年秋から全国ロードショー
監督:入江悠
脚本:入江悠、吹原幸太
原作:榎屋克優『日々ロック』(集英社)
出演:
野村周平
ほか
配給:松竹

(画像:左から野村周平、『日々ロック』原作ビジュアル ©榎屋克優/集英社)

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