サンプル＋青年団『地下室』が全国ツアー、神奈川、三重、香川、福岡で上演

サンプルと青年団による公演『地下室』が、5月30日から神奈川・相模女子大学グリーンホール多目的ホールを皮切りに、三重、香川、福岡で上演される。

サンプルは、劇作家・演出家・俳優の松井周が主宰する劇団。2007年に旗揚げされ、松井が描く猥雑かつ神秘的な世界の断片を、俳優とスタッフが継ぎ目なく奇妙にドライブさせていく作風で支持を得ている。2010年の上演作『自慢の息子』は『第55回岸田國士戯曲賞』に輝いた。

2006年に初演された『地下室』は、小さな自然食品の店に女性が訪ねてきたことをきっかけに崩壊していくコミュニティーを生々しく描いた作品。キャストは、サンプルと青年団の団員によって構成されており、辻美奈子、古舘寛治、古屋隆太、野津あおい、山内健司ら再演時と同様の面々となる。なお、2013年に再演されており、今回が東京以外での初公演となる。チケットは神奈川公演と三重公演が発売中。香川公演と福岡公演は4月26日からの発売になる。

松井周のコメント

「物語」をやりたいと思います。先の見えない日常をバラバラに生きている私たちがそれでも共有可能な「物語」とは何なのか？サンプルの古巣である青年団の俳優とともに、ナチュラルな演技スタイルによるシンプルな作品づくりを通じて、探っていきます。

（画像：『地下室』2013年1月こまばアゴラ劇場公演より　©青木司）

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