女子として育った男の人生描く自伝的映画、G・ガリエンヌ監督が自身と母の2役を演じる

映画『不機嫌なママにメルシィ!』が、9月27日から東京・新宿の武蔵野館ほか全国で順次公開される。

同作は、フランスの国立劇団コメディ・フランセーズの団員として数々の舞台に出演するほか、『マリー・アントワネット』『サガン -悲しみよ こんにちは-』『イヴ・サンローラン』など映画の出演でも知られるギョーム・ガリエンヌが監督、脚本、主演を務める自伝的作品。女の子が欲しかった母のもと、フランスの裕福な家庭で女の子のように育てられたギョームが、男子校寄宿舎でのいじめや男の子への初恋などの経験を経て、自分のセクシュアリティーを見極めるため、人生を模索する旅に出る様子をコミカルに描く。

ガリエンヌは同作で、母に憧れて母を真似する主人公のギョーム役に加え、ギョームの母役の2役を演じる。ギョームを理解せず、男らしさにこだわる父役に『ジャンヌ/愛と自由の天使』で知られるアンドレ・マルコン、ギョームに人生の教訓を教える祖母役に『男と女の詩』のフランソワーズ・ファビアンがキャスティングされているほか、レダ・カテブ、ダイアン・クルーガーらが脇を固める。さらに美術は、『タイピスト!』でフランスの映画賞『セザール賞』にノミネートされたシルヴィー・オリヴェ、ギョームの母の衣装は、『アデル/ファラオと復活の秘薬』で同賞にノミネートされたオリヴィエ・ベリオが手掛けている。

なお同作は、昨年の『カンヌ国際映画祭』監督週間でアートシネマ賞とSACD賞を受賞したほか、『第39回セザール賞』で作品賞や主演男優賞を含む主要5部門で賞を獲得している。

作品情報

『不機嫌なママにメルシィ!』

2014年9月27日(土)から新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:ギョーム・ガリエンヌ
出演:
ギョーム・ガリエンヌ
アンドレ・マルコン
フランソワーズ・ファビアン
ダイアン・クルーガー
レダ・カテブ
ほか
配給:セテラ・インターナショナル

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