スコセッシ監督による老舗文芸誌ドキュメンタリー、日本語ナレーションに渡辺謙

『第27回東京国際映画祭』で上映されるマーティン・スコセッシ監督によるドキュメンタリー作品『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス50年の挑戦』の日本語版ナレーションを渡辺謙が務めていることがわかった。

同作は、WOWOWによる「WOWOWオリジナルドキュメンタリー国際共同制作プロジェクト」の第1弾作品。1963年に創刊されたアメリカの老舗文芸誌『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』の歴史と、半世紀にわたって信念を貫いてきた同誌の編集者にスポットをあてた作品で、作中にはゴア・ヴィダル、スーザン・ソンタグ、ノーマン・メイラーらが同誌の魅力を語った過去のインタビュー映像も盛り込まれている。

デヴィッド・テデスキと共同監督を務めたスコセッシは、日本語版ナレーションを担当する渡辺について「彼は存在感があり、動作が美しく的確で繊細。声もいいですよね」とコメント。さらに「彼の声はこの作品の日本語版ナレーションにぴったりで、引き受けてくれたことを嬉しく思っています」と語っている。

一方の渡辺は、「スコセッシ監督とは、映画『ラストサムライ』以来十数年、一緒に作品を作りたいと話しており、今回ナレーションでの参加が実現できたことを嬉しく思います。克明に淡々と主張を抑えて作っている作風に敬意を表すと共に、日本もこのようなインテリジェンスを失ってはいけないと感じました。痛みも含めて真実を伝えることは大切なことであり、今の時代の日本にも必要なことではないでしょうか」とコメントしている。

なお同作は、『第27回東京国際映画祭』の特別招待作品として10月25日に上映。さらに12月13日にWOWOWプライムで放送される。

作品情報

『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス50年の挑戦』

2014年10月25日(土)17:45から『第27回東京国際映画祭』で上映、12月13日(土)13:00からWOWOWプライムで放送
監督:マーティン・スコセッシ、デヴィッド・テデスキ
日本語ナレーション:渡辺謙

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