マームとジプシーの新作公演は女優の「カラダ」を通して描く『カタチノチガウ』

マームとジプシーの新作公演『カタチノチガウ』が、1月15日から東京・原宿のVACANT、2月9日から神奈川・横浜美術館レクチャーホールで上演される。

今年9月に劇団主宰の藤田貴大が、野田秀樹の初期作品『小指の思い出』の演出を手掛けたほか、10月からはヨーロッパツアーを敢行したマームとジプシー。同劇団にとって『Rと無重力のうねりで』以来、約1年ぶりの新作となる『カタチノチガウ』は、今年11月に文芸誌『en-taxi vol.43』に掲載された藤田のテキストを出発点に作られたという。これまで口伝えで演劇作品を制作してきた藤田が、テキストから生み出した初めての作品となる。

キャストは、藤田が現在「カラダ」として興味があるという青柳いづみ、川崎ゆり子、吉田聡子。青柳、川崎、吉田は三姉妹を演じる。藤田は同作で、3人の「カラダ」を通して「カタチノチガウ」要素を独自の視点で描き出すという。なお、同作の衣装は『小指の思い出』に引き続き、suzuki takayukiのデザイナー・スズキタカユキが手掛けている。

東京公演のチケット予約は、12月14日10:00からマームとジプシーのオフィシャルサイトでスタート。また神奈川公演は、『国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2015(TPAM in Yokohama 2015)』の一環で上演される。

藤田貴大のコメント

ゆくゆくはこの作品も海外で発表したいと思っています
それは現在ある問題意識として、内と外、そしてその間にある距離みたいなものがあるからです
それをカラダとして興味のある3人のカラダを通して描きたいのです
それはマームとジプシーのあたらしい局面でしょう

イベント情報

マームとジプシー
『カタチノチガウ』

作・演出:藤田貴大
出演:
青柳いづみ
川崎ゆり子
吉田聡子

東京公演
2015年1月15日(木)~1月18日(日)全6公演
会場:東京都 原宿 VACANT
料金:前売3,500円 当日4,000(共にドリンク別)

神奈川公演
2015年2月9日(月)~2月13日(金)
会場:神奈川県 横浜美術館 レクチャーホール

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