「永遠の6歳」ペコちゃんの歴史を辿る『ペコちゃん展』、戌井昭人ら17作家の作品も

『ペコちゃん展』が、7月11日から神奈川・平塚市美術館で開催される。

「永遠の6歳」として知られる「ペコちゃん」は、1950年に不二家の店頭人形として誕生。「永遠の7歳」のポコちゃん、雄犬のDogとともに株式会社不二家のキャラクターとして人形、書籍、新聞広告、様々な商品パッケージなどに使用されている。また、これまでにやなせたかし、水森亜土ら作家や、ハローキティ、初音ミクなどのキャラクターとのコラボレーションも積極的に行ってきた。

世相を反映しながら多彩な変化を遂げてきたペコちゃんに注目した『ペコちゃん展』は、昭和から平成に至るまでのペコちゃんの容貌やファッションの変遷を辿るほか、現代のアーティストがペコちゃんにインスピレーションを受けて制作した27点の作品を展示。さらに、ミルキーに関連したパッケージなどの展示や、「ルックチョコレート」のパッケージデザインを手掛けたデザイナーのレイモンド・ローウィと、不二家の店舗設計を手掛けたアントニン・レーモンドの紹介などを通して、ペコちゃんの「アートな一面」に迫るとともに、様々な世代が楽しめる展覧会を目指すという。

参加する現代のアーティストには、戌井昭人、伊藤誠、内田望、金川博史、川井徳寛、木原千春、小林孝亘、佐々木成美、玉川みほの、冨岡奈津江、西尾康之、町田久美、三沢厚彦、宮川慶子、山田啓貴、吉野英理香、渡部満の17人が名を連ねている。

また関連イベントとして、東京モード学園の協力による、ペコちゃんのオリジナル衣装デザインの募集と展示が行われるほか、会期中には学芸員によるギャラリートークや、ワークショップ『ミルキーをつくろう!』『ペコちゃんとダンスしよう!』が開催される。イベントの詳細は、オフィシャルサイトをチェックしよう。

イベント情報

『ペコちゃん展』

2015年7月11日(土)~9月13日(日)
会場:神奈川県 平塚市美術館
時間:9:30~17:00(7月18日から8月30日は18:00まで開館、入場は閉館の30分前まで)
出展作家:
戌井昭人
伊藤誠
内田望
金川博史
川井徳寛
木原千春
小林孝亘
佐々木成美
玉川みほの
冨岡奈津江
西尾康之
町田久美
三沢厚彦
宮川慶子
山田啓貴
吉野英理香
渡部満
休館日:月曜(ただし7月20日は開館、7月21日は休館)
料金:一般800円 高大生500円
※中学生以下、毎週土曜の高校生、障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料

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