旧朝香宮邸の建築に焦点当てる展覧会、香水塔の調査報告も

『アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS』展が、7月18日から東京・白金台の東京都庭園美術館で開催される。

同展は、美術館本館として使用されているアール・デコ建築の旧朝香宮邸を鑑賞する『建築をみる2015』展と、コレクターたちが収集したアール・デコ作品による『ART DECO COLLECTORS』展の2つの展覧会によって構成される。

『建築をみる2015』展では、1933年に竣工し、今年の5月に重要文化財指定の答申が出された旧朝香宮邸の建築に焦点を当て、内装と一体的にデザインされたというオリジナルの家具や調度品を用いて竣工当時の空間を再現。『ART DECO COLLECTORS』展では、アール・デコ作品を収集している国内の3人の個人コレクターが所有するコレクションが紹介される。なお、会期中は平日のみ本館内の写真撮影が可能となるほか、アンリ・ラパンがデザインした「香水塔」と呼ばれる屋内噴水器の構造や仕組みについての調査結果が、3Dデータを元にした映像を交えて公開される。関連イベントなどの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。

※記事掲載時、本文の記載に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。(2015年7月2日追記)


イベント情報

『アール・デコの邸宅美術館 建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS』

2015年7月18日(土)~9月23日(水・祝)
会場:東京都 白金台 東京都庭園美術館
時間:10:00~18:00(金曜は21:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:第2、第4水曜(9月23日は開館)
料金:一般800円 大学生640円 中・高校生、65歳以上400円
※小学生以下無料
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳をお持ちの方と介護の方1名は無料

講演会
『朝香宮邸をめぐって―過去・現在・未来(仮)』

2015年7月25日(土)15:00~16:30
会場:東京都 白金台 東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
出演:
藤森照信(建築史家、建築家)
米山勇(建築史家)
料金:無料(入館料別)
※要事前申込

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