映画『子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~』が、8月15日から東京・渋谷のアップリンクほか全国で順次公開される。
同作は、砂田有紀が監督を務めたドキュメンタリー映画。第二次世界大戦中に軍人・軍属の日本人男性とインドネシア系オランダ人女性の間に生まれた子供たちと、終戦後に父親が日本に帰国したため、父親については国籍以外何も知らないという彼らの父親探しに協力する日本人の元兵士の姿を捉えた作品だ。
また、アップリンクと大阪のシアターセブンでは、砂田の監督作『兵隊だったおじいちゃんへ』が同時上映される。同作は、第二次世界大戦時にビルマでイギリス兵と戦った日本人兵士の孫が、イギリスへ向かう様子を捉えたドキュメンタリー映画。日英両国の元兵士の話を通して、激戦地と言われたビルマ戦場での双方の苦しみを浮き彫りにした作品となる。
なお、アップリンクでは8月15日に砂田による舞台挨拶、8月16日に『子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~』の歴史監修を担当したオランダ戦争資料研究所研究員のエブリン・ブッハイムと砂田によるトークイベントが開催される。イベントの詳細は、アップリンクのオフィシャルサイトをチェックしよう。
作品情報
『子供たちの涙 ~日本人の父を探し求めて~』
2015年8月15日(土)から渋谷アップリンクほか全国で順次公開
監督・脚本・編集:砂田有紀