吉川晃司と志尊淳がバディー 横溝正史原作のドラマ『探偵・由利麟太郎』

連続ドラマ『探偵・由利麟太郎』が6月16日からカンテレ、フジテレビ系で放送される。

横溝正史の長編小説『蝶々殺人事件』を含む『由利麟太郎』シリーズを初めて連続ドラマ化する同作。元警視庁捜査一課長という経歴を持つ白髪の名探偵・由利麟太郎と、助手でミステリー作家志望の三津木俊助が、京都で巻き起こる様々な殺人事件に挑む様を描くホラーミステリーだ。

由利麟太郎役に地上波連続ドラマ初主演となる吉川晃司がキャスティング。ある事件をきっかけに警視庁を退職して以降、犯罪心理学者として活動する一方で、警察の依頼を受けて事件の捜査を手伝うというキャラクターだ。由利を崇拝し、彼の活躍を記録するウェブサイト「由利麟太郎の事件簿」を運営する相棒・三津木俊助役を志尊淳が演じる。演出とプロデュースと木村弥寿彦 (カンテレ)、脚本を小林弘利が担当。

本社を大阪に構えるカンテレは、同作の制作にあたって「ALL関西」を掲げ、東映京都撮影所と再タッグを組んだ。プロデューサー、監督を含む関西の制作スタッフが集結し、スタジオセット撮影からロケに到るまで、全て京都をはじめとする関西地区で行なった。すでに全撮影は終了している。カンテレとしてゴールデン・プライム帯の連続ドラマを「ALL関西」で制作するのは1985年に放送された『影の軍団 幕末編』以来、約34年ぶり。

なお、角川文庫は3月から4か月連続で原作小説『蝶々殺人事件』『憑かれた女』『血蝙蝠』『花髑髏』を復刊予定。柏書房は『由利麟太郎シリーズ』コレクション全4巻を販売中だ。

吉川晃司のコメント

“由利麟太郎”をやらないか? とお話をいただいたとき、面白い挑戦だなと思いました。
そもそも、普通のドラマをやるのなら、僕には声を掛けないでしょう(笑)。
変わったこと、攻めたことをやりたいというプロデューサーや監督の想いを感じました。
伝統ある東映京都撮影所を拠点として、職人技を持った太秦のスタッフの方々と一緒に、映画のようなスケールとこだわりで撮影できたことに、手応えを感じています。
由利は、心の奥底に深い孤独を抱えながら、人生をさすらっている男。
セリフよりも、横顔や後ろ姿で、彼の生きざまを醸せればと思いながら演じました。
助手の俊助を演じている(志尊)淳はとても勘が良く、頭の回転も速い。
由利との関係性もうまく出ているんじゃないでしょうか。セリフの量では淳が主役です(笑)。
ちょっと不思議な手触りの作品になっていると思うので、楽しみにしていてください。

志尊淳のコメント

今回お話を頂き、やらせて頂く背景で大きかった要因の一つとして、吉川晃司さんとのバディーというところがありました。ミュージシャンとしてのパフォーマンスはもちろんのこと、一人の人間としても、なんてかっこいいんだろう、ついていきたいと感じていた僕の気持ちと、由利麟太郎先生についていきたいと思う三津木くんの気持ちがリンクしているように感じました。
そんな二人の色濃く、コミカルなバディーが、いろんな角度から事件の謎を解決していきます。
撮影を経て、僕と吉川さんの距離が縮まったのと同じように、どんどん近くなっていく由利先生と三津木くんのバディー感もお楽しみに。

木村弥寿彦(カンテレ)のコメント

原作を読んですぐに由利麟太郎は、吉川晃司さんだとイメージしました。
白髪の紳士という設定もありますが、由利の冷静沈着でクールに事件を解決する姿は、吉川晃司さんという唯一無二の存在でしか表現できないものがあると感じお願いしました。
挑戦的で刺激的で怪奇な世界観を味わうことができるエンターテインメントドラマです!

番組情報

『探偵・由利麟太郎』

2020年6月16日(火)から毎週21:00〜21:54にカンテレ、フジテレビ系で放送
演出:木村弥寿彦 (カンテレ) 脚本:小林弘利 原作:横溝正史『由利麟太郎シリーズ』(角川文庫、柏書房) 出演: 吉川晃司 志尊淳 ほか
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