vol.37 テレビでは見られないカルチャー
もし「面白いもの、刺激的なもの」に興味があれば、一旦テレビやPCの電源を切って、・・・
vol.36 アートスペースを作ってみる
誰でも一度は、自分の城を構えてみたいと思うもの。でも、特にここ東京は家賃も高いし・・・
vol.35 TOKYO遊びケイカク 4 アルカディアの里主催イベント「森ノ風」
連載4回目となる「TOKYO遊びケイカク」、今回は東京から電車で2時間、千葉県匝・・・
vol.34 「イベントは終わらない3」第3弾「繋がり」から生まれる可能性
毎晩数え切れないほどの「ライブイベント」が開催されている中で、新宿Motion/・・・
vol.33 NEXT 映像〜教育の現場から〜
映画に写真、アニメーション、ビデオアート、CG・・・ひと括りに「映像」と言っても・・・
vol.32 インディーズバンドが世界を巡る
Elekibass、トクマルシューゴ、Green Milk from the P・・・
先日、久しぶりに小川さんにお会いして、アートセンターをつくるということを聞いたとき、「いよいよ小川さん、勝負に出てきたな」と思った。でも、アートで、東京で、継続的に場所を構えるというのは、そうそう容易いことではないのは誰もが分かること。「今後、どうしていくんだろう?」そんなことを考えながら、オープニングパーティーに伺った。
そこに集まった100人近くの人々は、コマーシャルギャラリーのオープニングにいらっしゃる人たちのようなバブリーさなんて一つもない。みんなが何かを作っていたり、やりたいことを実現している人、実現しようとしている人たちだった。余りある資本なんてどこにもない。ここには取り繕ったバブリーさはなく、そのかわりに、「今、何をしているのか」「これから何をしたいのか」という、純度100%のポジティブと、自分に嘘をつかない不安と迷いの健全なネガティブが同居している。ありきたりだけど、これがリアリティーというやつだ。小川さんのことだ。きっとこれから、多くの人たちにこのアートセンターの魅力を伝えていくに違いない。そしてその魅力は、アートに限ったことではなく、道行くビジネスマンにも、店員に文句を言うオバサンにも、そしてぼくにも届く普遍的な欲望と深く結びついているんじゃないかと思うのである。
とかくぼくたちは予定調和なものを求める。そらもう不安だし、仕方がない。でも、予定調和な暮らしをしていると、そうでない欲求がふつふつと沸いてくるのも悲しいかな、嬉しいかな、それが人間の性というやつです。「アートスペースを作ってみる」を実行したのは小川さんで、ぼくでもなく、あなたでもない。でもこれだけ難しいことを、迷った末にやってしまい、これから「とりあえずこれ以上借金を増やさないのが目標ですね」と笑いながら言えてしまう小川さんに、同じ時代を歩んでいる人間として「え、そこまでやっちゃっていいの?」というちょっとした嫉妬を覚えてしまうし、ぼくたちが抱える飛び出したい欲望は十分にくすぐられてしまうのである。
この特集は、ありていに言えばOngoingの紹介記事だ。でも、それと同時に、小川さんからぼくたちへの挑戦状でもある。こんなこと言ったら本人は恐縮すると思うけど、「俺はやったけど、お前はどうすんの?」ってことなのだ。おせっかいだと言えばそれまでなんですけどね。小川さん、ありがとうございます! これから楽しみにしてます!
Art Center Ongoing
http://ongoing.jp/
=次回の展示=東野哲史 展
2008年2月23日(土)- 2008年3月16日(日)
昼ドラのワンシーンを執拗に繰り返す映像作品、作家本人による無意味としか思えない行為の集積により生み出されたオブジェ群。東野は、意味の過剰なる四則計算によって、笑い或いは恐怖を伴う解を導きだそうとします。計算不能な芸術方程式をご堪能ください。











