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さて小川さん、まずはオープン、おめでとうございます!
いやぁ、ほんとにありがとうございます。最後の方はあまり記憶にありませんが、無事こうやってできあがってよかったです。
早速お話し伺いたいんですけど、Ongoingは既存のアートシーンとは全く違うスタンスのアート活動ですよね。どうして立ち上げようと思ったんですか?
もともと自分も美大に行っていたんですけど、美術系の学生ってすごく閉じてると思ったんですよ。友達同士でグループ展をやって、その友達しか来なかったりとか、芸祭(美術大学で行なわれる文化祭)で内輪だけで盛り上がったりだとか。そうでない場合は、ごく一握りの人がギャラリーのお抱えアーティストになるんですけれども、それはそれですごく閉じてるんですよね。だから、横のつながりをしっかりつくって、自分たちがやっていることを客観的に意識したり、外に発信していかないと、って思ったんですよ。
小川さんはギャラリーでも勤務されていたんですよね?
ほんの少しの間ですけど、Ongoingの5回目を終えてからですね。奥さんにぼくがこういうこと(=アートスペースをつくること)をやりたいって言った時に、「井の中の蛙じゃだめだから、まず今の状況を内部の視点から見た方がいい」と言われたんですよ。奥さんは雑誌の編集者なので、社会の中で文化を発信していくことの大変さを身にしみてわかっているんですよね。同じ時代でやっていくのであれば、それを知らなければダメでしょう、と。

実際ギャラリーで働いてみて、どうだったんですか?
想像していたのとさほど違わなくて驚きました(笑)。むしろ思っていた以上にさらに閉じたものでした。少なくともここ日本の中で美術がバンバン流通しているっていうことは全くなくて、ほんとに一握りのお金持ちの人たちを、みんな(コマーシャルギャラリー)で奪い合っているように僕には見えました。もちろん、全てを知っているわけではないですけど、やっぱりこれは自分のいる場所ではないなって思って、もっとこの時代に何が起こっているのかっていうことをリアルタイムで感じられるような動きをしたいって思ったんですよ。
では逆に、学生時代に感じられた仲間内だけの内輪ノリと、Ongoingのスタンスとの最も大きな違いってなんでしょう?
「だいたいこういうことやったらこういうリアクションが来るだろう」とか、「とりあえず友達が見に来るだけだよね」とか、「とりあえずあの人が買ってくれるだろう」とか、そういう結果が見えているものではないっていうことですかね。何が起こるかわからない状況でやっていくっていうことです。美術っていうのは、ほんとは予定調和な形では何も面白くないし、本来そういうものじゃないだろうって思うんです。
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