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テレビでは見られないカルチャー

vol.37 テレビでは見られないカルチャー

もし「面白いもの、刺激的なもの」に興味があれば、一旦テレビやPCの電源を切って、・・・

アートスペースを作ってみる

vol.36 アートスペースを作ってみる

誰でも一度は、自分の城を構えてみたいと思うもの。でも、特にここ東京は家賃も高いし・・・

TOKYO遊びケイカク 4 アルカディアの里主催イベント「森ノ風」

vol.35 TOKYO遊びケイカク 4 アルカディアの里主催イベント「森ノ風」

連載4回目となる「TOKYO遊びケイカク」、今回は東京から電車で2時間、千葉県匝・・・

「イベントは終わらない3」第3弾「繋がり」から生まれる可能性

vol.34 「イベントは終わらない3」第3弾「繋がり」から生まれる可能性

毎晩数え切れないほどの「ライブイベント」が開催されている中で、新宿Motion/・・・

NEXT 映像〜教育の現場から〜

vol.33 NEXT 映像〜教育の現場から〜

映画に写真、アニメーション、ビデオアート、CG・・・ひと括りに「映像」と言っても・・・

インディーズバンドが世界を巡る

vol.32 インディーズバンドが世界を巡る

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vol.37 魔ゼルな規犬インタビュー「馬仮面の告白」 P1/3

特集vol.37 テレビで見れないカルチャー 〜アーティスト編〜 魔ゼルな規犬インタビュー「馬仮面の告白」

一時期、東京、名古屋などの都市で大量に貼られていた、「魔ゼルな規犬」と書かれた不気味なステッカー。これは魔ゼルな規犬という一人のアーティストが、「マーキング」として街に貼りまくったものだ。

「混ぜるな危険」を画数が良くなるように文字を選んで当てた結果、「魔ゼルな規犬」という名前になったこのアーティストは、無数の言葉が書かれた奇妙な馬のマスクを被り、自ら発掘した個性的なアーティスト達を率いて、イベントや国会議事堂前で路上ライブ、渋谷HMVアウトストアライブ、渋谷109ゲリラインストアライブなどを行う“アングラ界の過激な仕掛け人”。

そして繊細かつどこかミステリアスな雰囲気を持つ音楽は、コアな音楽通から“ナゴヤのエイフェックス・ツイン”と絶賛されている。

しかし正体不明の覆面レスラー同様、この馬のマスクを被った男にまだ謎は多い。そこで、今回この魔ゼルな規犬との接触を試みたところ、インタビューに成功した。これは魔ゼルな規犬、正真正銘「仮面の告白」である。
(インタビュー&テキスト:リ・コウジ)

できるかぎり自分の心の核心に迫っているものを表現しているつもりです

C魔ゼルな規犬さんは現在、東京にお住まいですが、活動は2000年から名古屋で始めたんですね。

魔元々関東にいたんですけど、仕事の関係で名古屋に移住しました。近所にライブハウスがあって、前でたむろしているゴシック系の女子にモテたいなと思い、一人でバンドを始めたんです。

C一人でバンドですか?

魔はい。ドラムをやってました。スカム、ハードコア、ジャンク、ノイズって感じのものを。バトルコサックというバンドのドラマーとしても2003年ごろまで活動していました。魔ゼルな規犬ソロの楽曲は一人で作っていたんで、はじめは自分で作ったトラックにあわせてドラムを叩いていたんですけども、2002年ごろからそれには飽き足らずマイクを握って歌おうとしたところ、言葉に節をつけて歌うというのがとても恥ずかしくて、なんか自然な行為でないと思い、それができなかったゆえ演説的に押し付け文句みたいな形になりました。

Cドラムから演説的なものに変わったきっかけは、なんだったんですか?

魔ドラムがない会場がけっこうあって、長野で一度DJブースでやってくれと言われたんですけど、どうしようかなと思い、カラオケみたいな感じでトラックにあわせて奇声でも発していようかなと、ノイズ表現みたいなことをやろうと思ってマイクを握ったら言葉が出てきてしまい、勝手な一方的な訴えがそのときはじまってしまって…。

Cそして8年間活動を続けているわけですね。

魔今現在、8年目ですけど、ゴシック系のファンは皆無といっても過言ではないです(笑)。サブカルでヘンなものが好きな子が多いですね、基本的に客はメンへラーの○○ガイ。メンへラーか○○ガイのどちらかにあてはまるのは間違いないですね。あとノイローゼ。

C魔ゼルなさんといえば自主企画イベント「魔ゼルな企画」で、多くのユニークな人材を発掘、紹介していますが、どのようにして発掘しているんですか?

魔インターネットが多いですね。ただ、あなるちゃん(宇宙県アジア市民ウィスパー系歌姫)は2002年、長野で発掘しました。TASKEは元々有名だったんですが名古屋の化粧系(ヴィジュアル系)の殿堂、名古屋ミュージックファームになぜか彼がいて意気投合というか。

C「魔ゼルな企画」への出演をオファーする基準などはあるんですか?

魔メジャーにはいけなくても規格外の素晴らしさがある、人を魅了しうるポテンシャルを持っている方ですね。

Cいわゆる、メジャーの音楽には興味はなかったんですか?

魔ゼルな規犬

魔僕もカヒミカリイとか好きですし、小山田圭吾も聞きますし、そういうのは好きなんですけど、自分でやっていく企画はメンへラー、○○ガイ、ノイローゼといったような人間でなおかつ人を魅了できる芸を持っている人たちなので、おのずとバンド系は外されていってしまった状況でありまして…。昔は音楽イベントやっているつもりだったんですけど、どんどん音楽の枠ではないような、ヘンな人間集合みたいな企画になっていきました。

Cそれが「魔ゼルな企画」の特色になり、他にはないイベントになっていったわけですね。ある意味、「魔ゼルな企画」自体が、魔ゼルなさんの作品というか表現になってますよね。

魔ヘンなやつ、僕が好きでも魔ゼルな企画っぽくないだろうということで呼べないことはありますね。

C魔ゼルなさんの曲は、どのように作っているのですか?

魔最初はエレクトロニカにコラージュ的な要素を、いろいろなサンプリング音をごちゃごちゃにして、でっち上げたものがあるんですけど、それは一応完成トラックで、その上に声を乗せています。音は、つまらなかったりする日常で、ちょっとでも自分が聞きたいものを作っています。それでおのずといろいろなセリフとか言葉が入り混じったものになりました。ライバルはドラッグやテレビなので、それらに少しでも拮抗できるように、でっち上げています。結果、アウトサイダーアート的な、なんか、『ラリってんじゃねえか?』と言われるおかしなものになってます。

C「スマイル0円、僕達の笑顔は無価値になってしまった〜」など演説の内容は常々思っていたことなんですか?

魔基本的に即興なんですけど、おのずと言いたいことが決まってきて同じようなことを言ってしまっています。『スマイル0円』は頭の引き出しにあった言葉で、マックにいけばスマイルはタダなんだと、そんな言葉のサンプリングで、『僕らの笑顔なんかは価値がないんだ』という意味で使っています。『あの日、あのとき』とか、『どこでもドア』…。誰でも分かる共通言語を使って。なんかサンプリングを使っているのは、生身の感情を知られたくないというところもあるのかもしれません。それで1回フィルターを通したものが、なんか好きというか気楽ではありますよね。

C自分と聴く側の間にワンクッション置くことで、本当に自分が言いたいことや感じていることを、思い切り吐き出せるということですね。

魔サンプリングに関しては恥ずかしいんで使っている、それを勝手に自分でクールだと思っているんです(笑)。盗んできたものを使っているのがクールだと思っているんです。『あの日、あのとき、あの場所』も、『君に出会ったから素晴らしい』ではなく、『僕らは戻れないんだから覚悟しろ、だから今をがんばれ』みたいな意味で使ったりしてます。元の意味とはちょっと違った形で、ちょっとずらして。それも恥ずかしいからだと思います。

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やはり落とし前といえば指を切り落とすことじゃないかと思ったんです

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佐藤直樹インタビュー

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