何やら今年の5月くらいから裁判員制度なるものが施行されて、一般の人も裁判員として悪さをした人に判決を下さないといけなくなるそうで。しかも「凶悪犯罪」限定で。 子供の頃、犬の糞をかき集めて近所のマンションのポストに毎日投函していた僕の可愛らしい過去も凶悪犯罪扱いになるのでしょうか。場合によっては5月までにパスポートの準備が必要かもしれませんのでそこらへんハッキリさせてほしいもんです。 そんなわけで、つい良い子ちゃんな私たちは裁く側の視点で考えてしまいがちですが、逆に考えれば、自分もひょんなことから凶悪犯罪を犯してしまい、素人に裁かれる立場になるかもしれないのです。 例えば、とある犯罪組織が起こした事件に巻き込まれて自分が冤罪をかけられ、法廷で裁かれる立場になったとして、テレビやゴシップ誌に洗脳された人々に「死刑」なんて右に習えな判決をされたら、自分ならどんな気分だろうか。どうせなら納得いく人に裁かれたいものです。
上の画像は、裁判員制度のホームページに掲載されている画像ですが、「裁判員制度が導入されると… 裁判官3人 + 裁判員6人になります」とわかりやすく可愛らしいイラストで説明されています。そこに描かれている一般人の裁判員のイラストには「買い物帰りの主婦」や「今からサッカーに行く少年」が。 裁かれる側としては、夕食に使うネギが袋から突き出た主婦に「夕飯が間に合わないから死刑!」、サッカー少年に「試合間に合わん!死刑!」なんて八つ当たりをブチ当てられて人生に幕を閉じるはめになるのだけは御免蒙りたい。なにより、まずこの空気を読めない普段着のお洒落さんから裁いていただきたい。 こんな状況の中、裁判員の目に犯罪者として映る僕は言い訳なんてものをさせてもらえるのでしょうか。
言い訳より前に、イライラしながら時計をチラ見する少年に「サッカー行くな!しっかり考えよう!」発言で心象を悪くし、その後0.5秒で「待ってください…私もここで諦めたら試合終了なんですよ…」と頭を垂れて適当に判決をくださないでくださいと懇願する。 夕飯の時間に焦る主婦に「肌のハリが20代ですよね。僕にもあなたのように美しい母がいました…」なんてお世辞を織り交ぜた泣き落としにかかる。 さらに重ねて、裁判員のご機嫌を損ねないように「よっ!黄金の左脚!」「ネギを上手に扱える素敵なお嫁さんをいつか私も貰いたい」なんて媚売りで心象を良くするテクニックを披露した後は、「実は、とある秘密犯罪組織が僕を陥れたんです…ハメられた!」と必死に自己弁護。 そんなことをしても結局は精神異常を演じ無罪をアピールしているだけの人扱いされるのではないでしょうか。 もちろん、ある程度犯罪の証拠を立証された上で行われる裁判だと思いますが、過程を吹き飛ばして一部の発言や行動だけを切り取り、感想の一元化を狙って報道するメディアが山盛りな昨今、この制度の判決がミーハーによる予定調和でしかないものになりなり下がる、そんな気がします。 いきなりハードな殺人罪の裁判を受けさせるよりも、どうせなら尻触ったか触ってないか程度のソフト裁判から始めてほしいものです。 もし自分がソフト犯罪者として法廷に立たされ、一般人の裁判員と話し合う機会があるとするならば、それは無罪ゲットのチャンスです。ソフトな罪だけあって同情を勝ち取れる可能性も高い。 ![]() ![]()
なんにせよ、いきなり凶悪犯罪限定でスタートするのはやめてほしいもんですね。裁判員制度。 シモダテツヤ 「オモコロ」という残念なお笑いポータルで編集長をしております。 |

























