みんなのメ芸
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メディア芸術祭とは?

メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的に、平成9年度(1997年)より毎年開催されている展覧会。15回目となる今回は、国内のみならず海外57の国と地域から、過去最多となる2,700件以上の作品応募がありました。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門から、それぞれ大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品、審査委員会推薦作品数十作品が選ばれ、また功労賞1名が選出されました。今回の受賞作品展は、これらが一堂に会する貴重な機会となります。

第15回文化庁メディア芸術祭 開催概要

会期: 2012年2月22日(水)〜3月4日(日)
会場: 国立新美術館(東京・六本木)
サテライト会場: d-labo、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、nicofarre、
メルセデス・ベンツ コネクション
観覧料: 無料
世界中から最先端の「メディア芸術」が集まる祭典が、今年も開催。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門から、選りすぐりの作品を展示します。その見どころを、こちらのページでご紹介!
時代の最先端を走る作品が集結!
今年の展示作品の見どころをご紹介!
アート部門 大賞『Que voz feio(醜い声)』山本良浩

アート部門 大賞

アート部門 大賞『Que voz feio(醜い声)』山本良浩

アート部門 大賞『Que voz feio(醜い声)』山本良浩

© 山本良浩

別々の場所にいる双子の女性が、
とある事件について語るのを、
画面を分割して撮った映像作品です。

ふたりの話の内容は、微妙に食い違っており、
事件の真相を知ることはできません。
でも、記憶のなかにある事件って、そんなもの。

記憶の曖昧さというものを、
不思議に優しい眼差しから捉えた、詩的な作品です。

アート部門 優秀賞

アート部門 優秀賞『particles』真鍋大度/石橋素

アート部門 優秀賞『particles』真鍋大度/石橋素

© Daito Manabe (4nchor5 La6 / Rhizomatiks)

暗闇のなかを、点滅する光源が
ダイナミックに動き回る、インスタレーション作品です。

そのなかに身を置くと、まるで別の宇宙を訪れたかのような、
幻想的な印象を受けるかもしれません。

高度に制御された「光の楽園」を、目撃できるでしょう。

アート部門 新人賞

アート部門 新人賞『SENSELESS DRAWING BOT』菅野創/山口崇洋

アート部門 新人賞『SENSELESS DRAWING BOT』菅野創/山口崇洋

© So KANNO, Takahiro YAMAGUCHI / photo by Yohei YAMAKAMI

スプレーを使って、カラフルなグラフィティを描き出す、
ドローイングマシン。
「彼」は、人間のグラフィティアーティストが生み出すのとは
まったく感触の異なる、新たな作品を生み出しています。

会場には、このマシンがやってきて、
実際に絵を描くところを観ることができるそう。
次々と生まれる予想外のグラフィティを
ぜひ楽しんでみてください。

  • 優秀賞『The Saddest Day of My Youth』Brian ALFRED
  • 優秀賞『つながる天気』片山義幸
  • 優秀賞『BLA BLA』Vincent MORISSET
  • 新人賞『Monkey Business』Ralph KISTLER / Jan SIEBER
  • 新人賞『HIMATSUBUSHI』植木秀治
『SPACE BALLOON PROJECT』大八木翼 / 馬場鑑平 / 野添剛士 / John POWELL

エンターテイメント部門 大賞

エンターテイメント部門 大賞『SPACE BALLOON PROJECT』大八木翼 / 馬場鑑平 / 野添剛士 / John POWELL

エンターテイメント部門 大賞『SPACE BALLOON PROJECT』大八木翼 / 馬場鑑平 / 野添剛士 / John POWELL

© SAMSUNG TELECOMMUNICATIONS JAPAN

スマートフォンGALAXY S IIをバルーンに載せ、
地上から約30,000mの宇宙まで飛ばしたプロジェクト。
Twitterなどで募集した「宇宙へ届けたいメッセージ」が、
宇宙のGALAXY S IIに表示され、USTREAM中継を見ていた
観客に大きな感動を与えました。

誰もが一度は抱くだろう、宇宙旅行へのあこがれ。
それをじつに素敵な形で実現しました。
映像中に流れる、さまざまなミュージシャンによる楽曲も
感動を増幅させてくれます。
まさに、広告とメディアアートを融合させた、
秀逸な作品と言えるでしょう。

エンターテイメント部門 優秀賞

エンターテイメント部門 優秀賞『相転移的装置』勝本雄一朗

『相転移的装置』勝本雄一朗

© Yuichiro Katsumoto, Keio-NUS CUTE Center

暗氷・水・水蒸気の間で行なわれる「相転移」のように、
変幻自在なデジタルメディアを生み出そう、
と作られた電子遊具シリーズ。

しなる鞭だったものが、剣になったり、
電子楽器にもなるという、この不思議な物体。

アーティスティックな価値も高いが、
同時に遊び心をそなえた革新的な面が評価されました。
今後の遊具のあり方を変えてしまうかもしれない、
そんな力を持った作品です。

エンターテイメント部門 新人賞

エンターテイメント部門 新人賞『リズムシ』成瀬つばさ

『リズムシ』成瀬つばさ

© 成瀬つばさ

ボタンを押すと、音にあわせて手描きのキャラクター「リズムシ」が
愉快に踊り出す、楽器とアニメーションの楽しさを融合させた、
iPhoneアプリ。
さまざまなシリーズを発表し、
総計200万ダウンロードを超える人気を誇っています。

ユルい雰囲気のキャラクターは、プレイするにつれ、
どんどん親しみの湧く存在になっていきます。
タップすると、こちらもユルい電子音が鳴り、
気軽に誰もが楽しめるところが人気のヒミツ。
ぜひ、会場で実際に遊んでみてください。

  • 優秀賞『べろべろ』田中秀幸
  • 優秀賞『The Museum of Me』田中耕一郎 / 谷川英司 / 齋藤精一 / 坂本政則 / 村山健
  • 優秀賞『アナグラのうた ~消えた博士と残された装置~』犬飼博士 / 柴崎亮介 / 飯田和敏 / 有山一郎 / 笠島健司 / 禿真哉
  • 新人賞『デジタル戦士サンジゲン』仲村 海斗
  • 新人賞『Hietsuki Bushi』Omodaka
『魔法少女まどか☆マギカ』新房昭之(監督)

アニメーション部門 大賞

アニメーション部門 大賞『魔法少女まどか☆マギカ』新房昭之(監督)

『魔法少女まどか☆マギカ』新房昭之(監督)

© Magica Quartet / Aniplex・Madoka Partners・MBS

今年、アニメーション業界を超え、
広く話題を集めた人気テレビアニメーションです。

アニメーションでは定番の「魔法少女もの」という設定を逆手にとり、
視聴者を驚かせる仕掛けに満ちた本作。
「次の放送が待ち遠しい」という、
テレビシリーズならではの面白さを実感させてくれます。

登場人物たちの運命に一喜一憂しながら、
映像美あふれる本作に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

アニメーション部門 優秀賞

『マイブリッジの糸』山村浩二

© 2011 National Film Board of Canada / NHK / Polygon Pictures

アニメーション部門 優秀賞『マイブリッジの糸』山村浩二

映画の誕生に大きな影響を及ぼした写真家、エドワード・マイブリッジを
題材にしたアニメーション作品です。

山村作品に独特の、情感のある手描きアニメーションが、
12分39秒という時間に凝縮され、
素晴らしい完成度に仕上がっています。

バッハの曲に合わせて送られる、静謐で哲学的な
作品世界の奥行きを味わってみてください。

  • 優秀賞『鬼神伝』川﨑博嗣(監督)
  • 優秀賞『ももへの手紙』沖浦啓之(監督)
  • 優秀賞『Folksongs & Ballads』Mathieu VERNERIE / Pauline DEFACHELLES / Rémy PAUL
  • 新人賞『やさしいマーチ』植草航
  • 新人賞『Rabenjunge』Andrea DEPPERT
  • 新人賞『rain town』石田祐康
『土星マンション』岩岡ヒサエ

マンガ部門 大賞

マンガ部門 大賞『土星マンション』岩岡ヒサエ

『土星マンション』岩岡ヒサエ

© 岩岡ヒサエ / IKKICOMIX(小学館)

地球全体が自然保護区域となり、
地上に降りることが許されなくなった時代。
人間が地上から35,000メートル上空の建造物で
暮らしている世界を描いたマンガです。

SF的な設定ですが、フリーハンドで描かれた優しいタッチの絵が特徴的。
登場人物たちを丁寧に描きつつも、壮大なテーマに取り組んでいます。
これからの地球環境を考えるうえでも示唆を含んだ、
感動的なエンターテインメント作品です。

マンガ部門 新人賞

『なかよし団の冒険』西村ツチカ

© 西村ツチカ 2010

マンガ部門 新人賞『なかよし団の冒険』西村ツチカ

どこかいびつな男女の関係を、独特の画風で写し取った意欲作。
若者たちの内部に渦巻く、目には見えない感情を、
強烈なまでに感覚的に描いており、大きな支持を集めています。

作者は1984年生まれ。マンガ界期待の新星による、
めくるめく「日常の冒険」的な世界を旅してみてください。

  • 優秀賞『あの日からのマンガ』しりあがり寿
  • 優秀賞『皺』パコ・ロカ(著) / 小野耕世、高木菜々 (訳)
  • 優秀賞『秘密 トップ・シークレット』清水玲子
  • 優秀賞『ファン・ホーム - ある家族の悲喜劇 -』アリソン・ベクダル(著) / 椎名ゆかり(訳)
  • 新人賞『御誂 人情幕ノ内 まげもん。』昌原光一
  • 新人賞『マスタード・チョコレート』冬川智子

功労賞

功労賞 木下小夜子(アニメーション作家 / プロデューサー)

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