
『夜の姉妹』は、わかぎゑふが座長を務める劇団リリパットアーミーIIの20周年を記念して2006年に初演されたゴシックホラー。19世紀のドイツ・バーデン大公国で起きた悲劇の謎に、オペラ『椿姫』を書いたアレクサンドル・デュマという男性名のペンネームを持つ女流作家が挑む、というストーリーだ。男優と女優の配役を入れ替えて上演する。
デュマを演じるのは、初の女性役に挑戦する山本裕典。共演者には、悲劇に巻き込まれる皇太子・ラインハルトを演じる元宝塚歌劇団の彩乃かなみ、物語の舞台となる女子校を経営する男爵夫人役の粟根まこと、男爵夫人を助ける女教師役の黄川田将也らが名を連ねている。