
『イスラーム映画祭2015』が、12月12日から東京・渋谷のユーロスペースで開催される。
「イスラーム」をテーマに据えた同イベントは、未だ日本では馴染みの薄いイスラム教やムスリムの世界を伝えることを目的に企画された。オープニングを飾るのは、マリの古都ティンブクトゥ近くの町を舞台に、イスラム過激派の弾圧に苦しむ家族の姿を描き、今年度『セザール賞』で7部門を受賞した『禁じられた歌声』。
さらに、サハラ砂漠に暮らす遊牧民による音楽祭『砂漠のフェスティバル』の様子を捉えたドキュメンタリー『トンブクトゥのウッドストック』、パキスタンにおける原理主義とリベラルなムスリムの軋轢や、同時多発テロ事件以後のアメリカにおける反イスラム感情などを題材にした『神に誓って』、宗教の違いによる家庭内での文化的な摩擦をユーモラスに描いたイラン映画『法の書』など9作品が上映される。チケットや上映スケジュールなどの詳細はオフィシャルサイトをチェックしよう。