
フォスター+パートナーズは、建築家ノーマン・フォスターが1967年に設立した建築設計組織。これまでに「ガーキン」の愛称で知られるイギリス・ロンドンのスイス・リ本社ビルの建築、ドイツ連邦議会新議事堂「ライヒスターク」の再生などを手掛け、現在はアップル社の新社屋設計や月面の砂を素材に3Dプリンターで制作する「月面住宅」など多岐にわたるプロジェクトに携わっている。
同展は、約50の代表的なプロジェクトを中心に、模型、映像、写真、図面、スケッチなどの資料からフォスター+パートナーズの半世紀におよぶ活動を総合的に紹介する日本初の展覧会。最先端の技術とデザインによって様々な課題に向き合ってきた同事務所の膨大な作品の紹介に加え、エコロジーやサステイナビリティーにまつわる問題提起で知られるリチャード・バックミンスター・フラーとフォスターの協働プロジェクトや、初期の作品も展示される。