
写真作品をもっと身近に楽しみたい! そんな思いから、写真を味わうための新たな場を始動させます。
「写真大国」たる日本の写真表現は、世代を問わず層が厚く質も高い。でも、作品発表の機会はといえば、まだまだ限られているのが現状です。とくに若手は、つねに見てもらう場を探し続けている――。
そこでこのたび、新進作家限定の個展シリーズを立ち上げました。
通しタイトルは、「provoke」(プロヴォーク)。
この言葉、写真好きならばきっと、中平卓馬や森山大道が参加していた歴史的な雑誌を思い浮かべますが、それはまた別の話。英単語本来の意味「挑発する」から、観る人の気持ちを挑発し、大いに刺激を与えられたらと、名付けたものです。
会場は、三宿の「SUNDAY」ギャラリー。東京の“奥座敷”ともいうべき三宿の地で、昼夜を問わず多くの人が飲食を楽しむカフェの奥にあるスペースです。
「わざわざ訪れるには敷居が高くて……」。アートギャラリーに対してそう感じる向きも多いでしょうが、ここならそうした心配は、なし。お茶やお酒を楽しむ気軽な気分のまま、展示を観られます。
第3弾となる1月の展示は、伊澤絵里奈《そんな気がした》です。
展示作品はもちろん販売もしております。お気に入りの写真を見つけたら、ぜひ自分の手元に置いて日々眺めることも検討してみてはいかがでしょう。(provokeオフィシャルサイトより)
伊澤絵里奈『そんな気がした』
2016年1月9日(土)~1月31日(日)
会場:東京都 池尻大橋 SUNDAY
時間:11:30~22:00(水曜は18:00まで)
休廊日:1月13日