
G/P galleryでは、緒方範人の個展「RASTERIZER」を開催いたします。
CGで建築パースを制作する技術を持つ緒方は、インターネットで手に入れた著名な建築の写真や設計図、ストリートヴューの情報をもとに、3DCGで構築した都市空間を銀塩写真にプリントしたシリーズ「Extraordinary Machine」(2010年)で、第15回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品を受賞するなど高い評価を得てきました。
本展では、新作「Datascape_On_the_shoreline」を発表いたします。これは、緒方が東日本大震災後、被災地で破壊された建物を竣工写真と同じプロポーションで捉え、タイポロジーを用いて再構築したシリーズ「On the shoreline」(2012-)をもとに制作されました。コンピュータープログラムの自動化によって、400点余の写真から256pixel四方に切断された5万個におよぶピースをランダムに配置、スティッチさせ、新たなタイポロジーを構築することを試みた野心作を、ぜひご高欄ください。(G/P galleryウェブサイトより)