
1975年、シャンタル・アケルマンは傑作『ブリュッセル 1080 コメルス河畔通り23番地 ジャンヌ・ディエルマン』を撮り、映画に革命を起こしました。その後も、短編、長編、フィクション、ドキュメンタリー、実験映画、文学の脚色など、様々なジャンルで新しい映画の形態を探求し続け、現代映画の可能性を率先して見出しました。その結果、ジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サント、トッド・ヘインズ、ミヒャエル・ハネケなど彼女の影響を受けた監督は後を絶ちません。
2015年10月に惜しまれながらもこの世を去ったシャンタル・アケルマンを追悼すべく「第19回 カイエ・デュ・シネマ週間」にて特集を行います。第8回 恵比寿映像祭(2016年2月11日(木)~2月20日(土)では新作の『No Home Movie』が日本初上映されます。(アンスティチュ・フランセ東京ウェブサイトより)