
テレビ、映画を問わず多くの“ドキュメンタリー”が日々作られています。巷ではドキュメンタリーに対する興味や関心を多くの人が持っていると言われています。しかし、残念ながら実際に見る機会はとても限られています。優れたドキュメンタリーには、新鮮な発見の驚きがあり、感涙があり、爆笑があり、ワクワクする興奮があり、一夜にして観る者の世界の見方を変えてしまう力がある、と私たちは考えます。
テレビ、映画の枠を越えて、ドキュメンタリーの魅力と可能性を再発見する。それがこのフェスティバルの目的です。
会場は高円寺の劇場「座・高円寺」。東京の郊外、文化・芸術が交流する街でドキュメンタリーをもっと身近に感じてもらえるのではないか。私たちはそう考えています。
このフェスティバルはドキュメンタリーの作り手たちによって運営されています。作り手である私たちがこれからもドキュメンタリーを作り続けるために、今何が足りないのか、これから何が必要なのかを探りたい。それもこのフェスティバルの目的です。作り手自身によるドキュメンタリーフェスティバルの運営はこれまでにない全く新しい試みです。フェスティバルでは“過去の名作の発掘”、そして“新しい傑作の発掘”というふたつの発掘を行います。ドキュメンタリーの過去、そして未来を探っていきます。