ドイツの出版社、シュタイデル社を追ったドキュメンタリー映画の「DVD」と、現地に出かけてシュタイデル氏のロングインタビュー&訪問記を収録した「ブック」が1冊の本になりました。その刊行を記念して、「美しい本」を生み出し、教えてくれる方々にお話をうかがいいます。
毎年この時期になると印刷博物館で開催される「世界のブックデザイン」展のために、世界中から美しい本を集める寺本美奈子さんには、世界の美本事情をうかがいます。とはいっても各地で美の基準は異なるもの。そもそも日本ではなにが美しい本なのか。実際に本作りの最前線にいらっしゃる、装幀家の名久井さんには、具体的なご自身の本作りについてうかがいます。
本の土台となる技術の現場取材記をまとめた『紙ものづくりの現場から』というご著書にはヒントがいっぱい。「本は手で触れてこそのもの」とは寺本さん。シュタイデル氏は「触れ」「嗅げ」と何度もおっしゃっていました。名久井さんの装幀本もたくさんご用意いたします。ぜひ現物を鑑賞しながら、贅沢な美しい本の夜をご一緒いたしましょう。(本屋B&Bウェブサイトより)