「魔女」は、童話やアニメ、ドラマなどに取り上げられる人気テーマの1つですが、ヨーロッパでは古くから、その存在が信じられてきました。このことは、グリム童話に登場する魔女や、アルブレヒト・デューラー(1471~1528)らの著名画家たちが描いた絵画などからも推察できます。ヨーロッパが中世から近世へ移行する頃まで、「魔女」は、悪魔と契約を交わし、超自然的な力を得て人々に災いをもたらす者とされていましたが、15世紀から17世紀には、民衆の中から「魔女」が仕立て上げられ、「魔女狩り」という迫害を受けました。18世紀になると、「魔女」への差別・迫害の時代は終わりを告げ、今やファンタジーの世界のヒロインとして、数多くの作品に登場しています。『魔女の秘密展』では、「信じる」「盲信する」「裁く」「想う」という4つのテーマを設けて、人々の魔女の捉え方の変遷や、今までうかがい知ることのできなかった「本当の魔女」を日本で初めて多角的に紹介します。(プレスリリースより)
- 2016年2月19日(金)〜2016年3月13日(日)