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  • 2016年5月13日(金)〜2016年6月4日(土)

『1974』

『1974』メインビジュアル image in courtesy of CLEAR EDITION & GALLERY
『1974』メインビジュアル image in courtesy of CLEAR EDITION & GALLERY

この度、CLEAR EDITION & GALLERY では1974年に生まれた3名の作家、加賀美健、MADSAKI、中村穣二によるグループ展『1974』を開催いたします。

1974年生れは最後のベビーブームとも団塊ジュニアとも言われ、過当競争の末自由を謳歌する者も多く、就職する頃にはバブルが既に崩壊してしまっている世代でもあります。その様な社会情勢にあった時期に生まれた3名ではありますが、現在の作家活動に至るまでの道のりは異なり、表現方法も大きくことなります。

加賀美はスタイリストアシスタントを6年勤め、その後サンフランシスコで過ごし帰国後本格的に作家活動を始動。現在は彫刻からインスタレーション、ドローイング、パフォーマンスと幅広い作品を国際的に発表しながら自身のお店ストレンジストアも運営。MADSAKIは幼いころに家族でNYに移住、現地のアートスクール卒業後、一時はバイシクルメッセンジャーとして活動。アーティストコレクティブBARNSTORMERSへの加入をきっかけに作家活動を再開し、帰国。現在は名画を引用/模倣した作品を中心に制作しております。中村穣二も米国サンタバーバラ滞在中にアートスクールに通っていた友人やルームメイト達の影響もあり本格的に作家活動を開始。帰国後は自身の抽象作品やドローイングだけでなく、展覧会や出版物の企画、最近ではNYを拠点としているバンドDIIVのアルバム用にアートワークを提供したりと幅広く活動しております。

経歴、作風ともに三者三様でありながら彼らに共通しているのは現代アートに対してのある種確信犯的な「捻くれた」見方と敬意、アプローチとアティチュードです。歴史に紐付け付けしようと思えばレディメイドやアプロプリエーション、具体や抽象表現主義とキーワードやフックは多分にありますが、彼らはその重みを鑑賞者に押し付けることもなく極めて軽やかに現代美術の空気の中を泳ぎ、それぞれの方法で自身の経験や置かれてる環境、関心事をストレートに作品反映しながらも、美術のフィールドでの立ち位置を確立しています。

SNSもフル活用し海の向こうのティーンから巨匠作家までと気軽にコミュニケーションを取りながら、ファッション、音楽、アート関係なくカルチャーを横断的に多分に楽しんでいるのも特徴の1つと言えます。いわゆるアカデミックな正統派とは一線を画すこの3人による意識的な「悪ふざけ」はアートコミュニティの閉塞感と排他性に対しての大真面目なステイトメントとしてとらえることもでき、自由を渇望する人にとってのある種の希望でもあると言えます。各々の作品の良さ(面白さ)はさることながら、その表層的な意味合いにとらわれることなくこの3名やその周囲にいる作家そして起きている事を事象として捉え直すことにより美術のみでは解決できない何かが見えて来るように思います。

奇しくも1974年という同じ生まれ年をもった異なる3名のグループ展をぜひご高覧いただければ幸いです。(CLEAR EDITION & GALLERYウェブサイトより)

『1974』

2016年5月13日(金)~6月4日(土)
会場:東京都 六本木 CLEAR EDITION & GALLERY
時間:11:00~19:00
参加作家:
加賀美健
MADSAKI
中村穣二
休廊日:日、月曜、祝日

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