スティーヴン・ソンドハイムが作詞作曲を担当した『スウィーニー・トッド』は、18世紀のロンドンに実在したという理髪師をモデルにした作品。1979年にブロードウェイで初演され、同年の『トニー賞』8部門を受賞した。無実の罪を着せられて妻と子どもを失った理髪師の男が、「スウィーニー・トッド」と名乗って素性を隠し、判事に復讐するというあらすじだ。
復讐に燃える理髪師のスウィーニー・トッド役を市村正親、理髪店の下でパイ屋を営みトッドの片棒を担ぐラヴェット夫人役を大竹しのぶが演じる。なお宮本が同作の演出を担当するのは今回が4度目となる。