流動する水の流れが氷点下で凍り個体になった氷には、その土地の状況や記憶が凝縮されていると考え、北は北極やアイスランド、南は南極、そして東京やニューヨークなどの都市など、世界の様々な場所で録音された「氷」の音や、「氷」のイメージから作曲された電子音楽作品を世界各地のアーティストから集める。
それらの集められた音に関連する視覚的なドキュメントを見ながら「氷」の音を聴くというインスタレーションを3日間、blanClassの空間で展開する。
アーティストが「氷」の音とともに送ってくれたドキュメントは写真、ドローイング、楽譜、日記のようなものまで様々なアプローチがある。そして、最終日にその集められた「氷」の音を使ってサウンドパフォーマンスをする。blanClassという空っぽの空間に凝縮された「氷」の音が再び溶け出していくということを夢想しながら。(blanClassウェブサイトより)