
イギリスの出版社「MACK」よりこの春、世界に先駆けて同時リリースされた日本人3作家の写真集刊行を記念したトークセッションを開催いたします。
「MACK」は、1994年にドイツの老舗出版社「Steidl」にてアート・フォトブック部門のマネージングディレクターに就任し、約15年にわたって300タイトル以上の出版に携わったマイケル・マックによって、2011年にイギリスで設立されました。以降、トーマス・デマンドやアレック・ソスなど著名作家から写真集を出版したことがなかった無名の作家まで、幅広くアーティストとのコラボレーションを行いながら数多くの話題作を生み出し、現代の出版業界を牽引する出版社として世界中に多くの支持者を得ています。
昨年春に日本人として初めて「MACK」より写真集を発行した川田喜久治に続き、今回写真集を発行することになったのが、ホンマタカシ・細倉真弓・深瀬昌久の3人。
カメラオブスキュラという原始的手法を使い、ニューヨークと東京の建築物を撮ることで都市を捉えたホンマタカシの『THE NARCISSISTIC CITY』。日々、地面の亀裂を撮ったプリントに自ら一枚一枚着色した深瀬昌久による1990年代初期の作品『HIBI』。そしてヌードと結晶を撮影したモノクロ写真が収録された細倉真弓の『TRANSPARENCY IS THE NEW MYSTERY』。
今回のトークセッションではそれぞれの作品について解説頂き、また「MACK」から写真集を発行することになった経緯などをお話頂きます。店内では、「MACK」の写真集を広く紹介するフェアも開催しております。合わせてご覧ください。(京都岡崎 蔦屋書店ウェブサイトより)