
『花芯』は、瀬戸内寂聴が瀬戸内晴美名義で発表した同名小説が原作。1958年の原作発表当時、作品の中で女性の性愛を描き、「子宮」という言葉が使用されていることから瀬戸内は「子宮作家」と呼ばれて批判を浴びた。
物語の主人公は親が決めた許婚と結婚し、息子を授かった女性・園子。夫の上司・越智に恋をした園子が次第に肉体の悦びに目覚め、「子宮」の命ずるままに生きることを選ぶ、というあらすじだ。
園子役を演じるのは、NHK連続テレビ小説『風のハルカ』や『ROOKIES』などの村川絵梨。園子を愛しながらも裏切られ、嫉妬に苦しむ夫・雨宮役を林遣都、園子と逢瀬を重ねる越智役を安藤政信、園子が雨宮と下宿するアパートの大家役を毬谷友子が演じる。メガホンを取るのは映画『blue』『海を感じる時』などの安藤尋。