イヌでもウサギでもない不思議なふたり、リサとガスパール。白い体に赤いマフラーのリサは、好奇心旺盛なおしゃまな女の子。黒い体に青いマフラーのガスパールはいたずら好きでやさしい男の子。ふたりは負けず嫌いで、けんかをすることもありますが、いつも一緒にいる大の仲良しです。
「リサとガスパール」は、アン・グットマンとゲオルグ・ハレンスレーベン夫妻によって1999年にフランスで発表され、翌年、日本で翻訳出版されたシリーズ絵本です。パリを舞台に、子どもらしい発想力で日常生活の中にハプニングを起こすリサとガスパールの名台詞は「ひゃーやっちゃったー!」。落ち込むどころかユニークな解決方法で乗り切ってしまうふたりは、子どもから大人の読者まで微笑まずにはいられない愛らしいキャラクターです。
ふたりが誕生するきっかけは、あるクリスマスにゲオルグがアンへ贈った1冊の赤い手帳でした。アンは手帳の中に描かれた愛らしい生きものを気に入り、物語を創りました。それがリサのモデルとなり、のちにガスパールが登場して、仲良しコンビとなったのです。本展では、日本での出版15周年を記念し、大切な「赤い手帳」の実物を公開します。シリーズ初期の代表作や新刊の原画をはじめ、絵本ができるまでのラフスケッチ、作家自身による試作のグッズ、「ペネロペ」などそのほかの人気絵本の原画、最新の作家映像など、貴重な資料をあわせて約200点をご覧いただきます。
原点から現在までの軌跡を辿りながら、改めてアン・グットマンとゲオルグ・ハレンスレーベンの絵本世界の魅力をお楽しみください。(北九州市立美術館ウェブサイトより)
『日本語版刊行15周年記念 リサとガスパール展』
- 会場
- 北九州市立美術館分館(福岡県)
- 公演期間
- 2016年8月6日(土)〜9月25日(日)
- 注意事項
- 〔開館時間〕10:00~18:00(入館は17:30まで) *会期中無休 *会期中8/7(土)からは当日料金(一般1,000円、高・大学生700円、小・中学生500円)にて販売。
- 問い合わせ先
- 北九州市立美術館分館:093-562-3215
チケットぴあ より