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  • 2017年4月15日(土)〜2017年4月21日(金)

『日本・香港インディペンデント映画祭2017』

日本で香港映画といえば、ジャッキー・チェン、マイケル・ホイ、ツイ・ハーク、ジョニー・トーなどの名前を思い浮かべる人が多いかもしれない。彼らが手がけたカンフー、コメディ、アクション、フィルムノワールなどのジャンル映画や娯楽映画は、香港の環境に合わせて独自の発展を遂げながら、大手製作会社による巨大な流通ルートに乗って日本のみならず全世界を一世風靡した。

2017年は香港が中国に返還されてからちょうど20年になる。返還時の条件として50年間は香港に高度な自治を認める一国二制度が保証されていたが、この20年間の間に、香港と中国という2つの異なる体制の中でさまざまな対立と矛盾が生まれた。例えば2014年の秋に起きた「雨傘運動」はまだ記憶に新しい。

このような事件は突如発生したわけではなく、近年、香港の変化に興味を持つ者であれば、社会の推移に伴い民衆の怒りが爆発したことには驚かないかもしれない。今までの商業映画において、香港と中国の関係や、2つの異な反映する物語や表現は、あまり見られなかった。しかし2000年代に入ると、このテーマに誠実に取り組み、商業映画とはまったく違う制作体制・政治的テーマを持ちつつ、実は娯楽性が高い。

映画の美学、作家性が重視される日本のインディペンデント映画と比べると、香港インディペンデント映画の特徴の1つは、社会派ながら、エンターテイメントであると言える。特に今回集めた作品は一般の商業映画が決して取り扱わないような社会的、スタンスのものが多い。今回の映画祭では日本と香港のインディペンデント映画を一週間に渡って毎日2本立てで上映し、上映後には、言葉と文化だけでなく製作環境も表現内容も異なる両地の監督をゲストに迎えてトークイベントを行う予定だ。この映画祭を通じて、今後のインディペンデント映画の越境性、表現の可能性などを巡って何かを感じ取ってもらえたら幸いである。(リム・カーワイコメント、『日本・香港インディペンデント映画祭2017』ウェブサイトより)

『日本・香港インディペンデント映画祭2017』

2017年4月15日(土)~4月21日(金)
会場:東京都 テアトル新宿
上映作品:
『ケンとカズ』(監督:小路紘史)
『ディアーディアー』(監督:菊地健雄)
『FAKE』(監督:森達也)
『下衆の愛』(監督:内田英治)
『水の声を聞く』(監督:山本政志)
『THE DEPTHS』(監督:濱口竜介)
『新世界の夜明け』(監督:リム・カーワイ)
『乱世備忘―僕らの雨傘運動』(監督:チャン・ジーウン)
『憂いを帯びた人々』(監督:ヴィンセント・チュイ)
『狭き門から入れ』(監督:ヴィンセント・チュイ)
『哭き女』(監督:リタ・ホイ)
『河の流れ 時の流れ』(監督:ツァン・ツイシャン)
『アウト・オブ・フレーム』(監督:ウィリアム・クォック)
『九月二十八日・晴れ』(監督:イン・リャン)
『遺棄』(監督:マック・ジーハン)
『表象および意志としての雨』(監督:チャン・ジーウン)

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  • 『日本・香港インディペンデント映画祭2017』フライヤービジュアル表面
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